職場での“オナラ連発”で処分、上司と数度話し合いも改善されず。

2012/12/27 16:51 Written by Narinari.com編集部

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生きている以上、誰でもさまざまな生理現象が常に起きているのは当たり前の話。ただ、家の中では思うようにコントロールできても、外に出たら場所とタイミングを図って常識的な行動を取るのが大人のマナーというものだ。例えば、男性の間ではあまり気にされない場合もあるオナラ。面白がって笑い合える仲間内なら良いかもしれないが、職場内を不快にさせても放屁を続けていたとなれば、もはや大きな問題社員と見られても仕方がない。最近、米政府機関内にそんな男性職員がいたことが明らかになり、話題を呼んでいる。

米ニュースサイトのスモーキング・ガンや米放送局ABCなどによると、問題が明るみになったのは、米社会保障局のボルチモア支局に勤務する38歳の男性職員。12月10日、彼に対して5枚にわたる注意文書が社会保障局から出された。文書が出される原因になったのは「ひどく不快な臭い」で周りに迷惑をかけたとされる彼のオナラ。実は以前に3回も上司と話し合いがもたれていたほど、彼の頻繁な放屁行動は職場内で見過ごせない問題とされていたようだ。

事実関係が書かれた文書の内容によると、最初に話し合いがもたれたのは今年5月18日。彼との面談に当たった上司は、ほかの職員から苦情が上がった事実を伝えた上で、オナラが原因で「誰もあなたの仕事を手伝う気になれない」現状をも知らせたという。ただし同時に、彼が健康面での問題で苦しんでいるのであれば、職場として「援助をする用意がある」旨も伝えていた。

その後、男性職員は1日の勤務を果たせない「若干の症状」を示す証拠書類を提出。しかし社会保障局は、彼の書類を「放屁が制御不能である証拠はない」と受け付けず、結局話し合いは振り出しとなった。そして7月17日、8月14日とさらに2回の話し合いを重ね、上司は「出す前に洗面所へ行くよう」に解決の糸口を提案したものの、改善は見られなかったという。

注意文書の中には、男性がいかに放屁を繰り返したか、確認された具体的な日時も記載。「午前9時45分から午後4時30分まで」の間に9回行ったとされる9月19日を含め、60もの特定された日時が羅列されているという。そして、男性の問題行動を「連邦政府職員としてふさわしくない」と指摘。それにより、同僚らに「耐えられない」環境を強いて、「敵対的な」職場にしたと強く非難している。

今回の注意文書は、米政府機関職員が加盟している米国行政府職員連合がコピーを入手して回覧されていたのを、スモーキング・ガンが突き止め発覚。注意文書の発行は、職員に対する処分としては「最も軽い」ものとされ、具体的な罰はないというが、内容が内容だけに関係者も文書に関してあまり口を開きたくないようで、メディアの取材に対しては総じて「ノーコメント」を貫いている。

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