“ATMにコーラ注入”事件再び、今度は2台のATMに立て続けに注入。

2012/12/13 14:11 Written by Narinari.com編集部

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今年はじめ、中国広東省で振り込め詐欺の被害者がATMにコーラを注入する事件が報じられ注目を集めたが、このたび同様の事件が再び発生し、市民を驚かせている。今回のケースでは、詐取に失敗した詐欺師が腹いせも兼ねて被害者にコーラを注入させたという。

中国紙南方都市報などによると、この一件は先日、広東省深セン市で起きた。同市で暮らす曹さんが1本の電話を受け取ったことがすべての始まりで、その電話の主は「曹さんの社会保障カード(中国の健康保険証)は15,000元不足している」とし、その不足金を17時までに入金しないと、北京で投獄されると脅してきたそうだ。

曹さんはこの通達にたいそう驚いたが、手持ちのお金がなかった。そこで電話の主に事情を説明。すると、電話の主は「お金がないなら、コーラをATMの投入口に注いでください。そうすればお金が出てきます」とアドバイス、曹さんは近所の商店に走り、ペットボトルのコーラを購入した。

そして、曹さんは指示通りにATMの投入口にコーラをドボドボと注入。その後向かいの銀行のATMにも続けてコーラを注入した。この様子はATMの監視カメラがとらえており、そこには電話をしながら必死にコーラを注入している曹さんの姿が映し出されている。曹さんはたいそう焦っているようで、そのことが正常な判断力を彼女から奪ってしまったようだ。

不幸中の幸いは、銀行側がATMの損害賠償を曹さんに請求しなかったこと。曹さんは詐欺師にお金を詐取されたわけでもないので被害は少ないが、この屈辱的な扱いには怒り心頭だという。

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