「ヒッチコック」のUKプレミア、アカデミー賞俳優が2ショットで登場。

2012/12/13 04:20 Written by Narinari.com編集部

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“サスペンスの神様”とうたわれた男アルフレッド・ヒッチコックと、彼を支えた妻アルマ・レヴィルとの実話を描いた映画「ヒッチコック」(原題:HITCHCOCK)のロンドン・プレミアが、現地時間の12月9日、ヒッチコックの生まれ故郷である英BFIサウスバンクで行われ、サーシャ・ガヴァシ監督、アカデミー賞俳優のアンソニー・ホプキンス、ヘレン・ミレンらが登場した。

「ヒッチコック」は、20世紀に最も影響を及ぼした映画界の巨匠であると同時に、自身のキャリアで一度もオスカー像を手にすることがなかった“アカデミー賞に嫌われた男”ヒッチコックに迫った作品。それまでの常識を覆した独創的な映画「サイコ」の撮影現場では、彼と、仕事のパートナーでもあった妻にとって数々の困難と障害が待ち受けていた。そして、その舞台裏には、魅力的で複雑なロマンスや、愛の葛藤も隠されていた――とのストーリーが描かれる。

主演はアカデミー賞俳優のアンソニー、さらにアカデミー賞女優のヘレン、スカーレット・ヨハンソン、トニ・コレット、ダニー・ヒューストン、ジェシカ・ビールなど、オールスターによる夢のキャストが集結。アンソニー・ホプキンスが特殊メイクを施し、ヒッチコックになりきった圧倒的な演技も見ものだ。

この日のプレミアに際し、アンソニーは「今さらながらだが、ヒッチコックは大スターだし多くの人々に影響を与えたんだ」、カヴァシ監督は「スピルバーグからキューブリックまで、誰もがヒッチコックの影響を受けている。女優との複雑な関係は有名だが、妻アルマが多大な協力をしたことは知られていない。この映画をヒッチコックの物まねにはしたくなかった。最初はそっくりのメイクにしたが、それだとアンソニーがヒッチコックを演じるという面白さが失われてしまうからね」とコメント。

また、ヒッチコックの妻アルマについては「アルマはヒッチコックに指示を与え映画を編集した実力者だ。女性の直観や知恵のおかげで、ヒッチコックには見えないものが見えたんだ…」(アンソニー)、「この物語は結婚と仕事の成功例よ。彼女はヒッチコックの影というより同等に優秀だったの」(ヘレン)と、それぞれ語った。

映画「ヒッチコック」は2013年春、全国ロードショー。

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