日本全国津々浦々、掘れば温泉が出ると言われるほどの“温泉天国”日本。それだけに、温泉地の雰囲気や泉質に対しては、100人いれば100通りの好みがあると言っても過言ではないが、特に人気を集め、好まれる傾向の強い温泉地はどこなのだろうか。リクルートは毎年発表しているランキングの最新版「じゃらん 人気温泉地ランキング2013」を発表した。

このランキングは、同社の「じゃらんnet」会員、または同サイトで予約をした全国のユーザー8,721人（男性47.2％、女性52.8％）を対象に温泉地利用に関するアンケートを行い、結果をランキング形式でまとめたもの。今年度で7回目の実施となる。

まず、「これまでに行ったことがある温泉地のうち、『もう一度行ってみたい』温泉地」についてたずねたところ、「箱根温泉（神奈川）」が1位に輝いた。以下、「由布院温泉（大分）」「草津温泉（群馬）」が続き、上位3温泉地は調査開始時（2007年）より不動の顔ぶれだ。4位「登別温泉」、5位「別府温泉郷」も順位は変わらなかった。昨年との比較でみると、「黒川温泉」（7位→6位）、「有馬温泉」（11位→9位）などが順位を上げている。

「箱根温泉」が選ばれた理由を見ていくと、「交通の便が良いから」「街の雰囲気が好きだから」「自然に囲まれているから」がそれぞれ約5〜6割近くに及んでおり、強みが多くバランス型と言えそう。2位の「由布院温泉」は「街の雰囲気が好きだから」「自然に囲まれているから」の2項目が高く、雰囲気重視型。3位の「草津温泉」は「街の雰囲気が好きだから」に加えて「温泉の効能や泉質が気に入っているから」が高く、“泉質主義”は旅行者にも伝わっているようだ。

次に「まだ行ったことはないが、『一度は行ってみたい』温泉地」について質問し、結果をまとめた「全国あこがれ温泉地ランキング」では、「由布院温泉（大分）」が1位に。2位は「登別温泉」で、昨年3位から1つ順位を上げた。また、「乳頭温泉郷・田沢湖温泉」も1つ順位を上げベスト3入り。4位の「草津温泉」は昨年2位から2ランクダウンとなっている。

皆さんは日本各地の温泉地、どこがお気に入り？