夫が高速道路で姿消し妻狼狽、疲れて後部座席で寝ているはずが…。

2012/12/04 13:18 Written by Narinari.com編集部

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先日、中国の高速道路で、夫が妻に置き去りにされるという出来事が中国であった。どうやら故意ではなく、偶然の結果として起きてしまった災難のようだが、妻は狼狽、大がかりな捜索に発展と、ちょっとした騒動になったという。

中国紙山東晩報などによると、この一件は11月24日深夜、青銀高速道路(山東省―寧夏回族自治区)で起きた。その日、張さんは夫とともに、河北省石家荘市へ向かうため車を走らせていたのだが、途中で長時間ハンドルを握っていた夫と運転を交代。車を停め、夫は後部座席で休むことにした。

運転席に座った張さんは後部座席のドアがバタンと閉まる音を合図に発進。その後は運転で疲れている夫を眠りから起こさないよう会話もせず、ひたすら車を走らせたそうだ。

しかし、次の料金所に着いてみてビックリ。張さんが後部座席を振り返ると、いるはずの夫がいない。どこを探してもいない。後部座席には夫の上着とケータイが無造作に置かれているだけ。やっと事情を察した張さんは狼狽しながらも、すぐに交通警察に連絡し、夫の捜索・救助を願い出た。

このとき、夫と運転を交代してからすでに1時間以上が経過。猛スピードで高速道路を1時間走らせた距離は決して短くない。また、夜間で視界が悪かったこともあり、パトカーは人影を見逃さないよう“のろのろ”と捜索するしかなかった。

そして、捜索開始から約3時間。ようやく張さんの夫発見の一報が届いた。彼は捜索開始ポイントから100km近く離れた場所で、ひとり高速道路脇をとぼとぼ歩いていたという。運転を交代した場所から13kmほどしか離れていない地点だった。

後にわかったことは、夫は運転を交代しようと車から降りた後、突然便意をもよおし、トイレに行こうと一度開けた後部座席のドアを閉めたそう。そして、その音を聞いた張さんが車を急発進させてしまい、気付くと夫はその場に取り残されていた――というわけだ。車の後方から大声で呼び止めもしたが、その声は夜の高速道路にむなしく響くだけ。ケータイは後部座席に置いていたため、連絡する術もなく、夜の高速道路を目的地に向かってひたすら歩くしかなかったのだという。

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