ストレート麺巡り特許権訴訟、日清食品がサンヨー食品に損害賠償請求。

2012/12/03 15:32 Written by Narinari.com編集部

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日清食品ホールディングスは12月3日、サンヨー食品と太平食品工業を相手に、サンヨー食品の一部製品が特許権を侵害しているとして、大阪地方裁判所に訴訟を提起した。同社は特許権の侵害行為の差止と2億6,652万円の損害賠償を請求している。

発表によると、今回問題となっているのは「ストレート麺製法」に関する特許。従来の即席麺は製造効率を高めるため、麺にウェーブを付けざるを得ず、そのため、そばやうどんなど、本来、真っすぐであるべき麺にもウェーブが付いていた。しかし、日清食品が特許を持つ「ストレート麺製法」により、湯戻し時に麺同士がきれいにほぐれ、喫食時に真っすぐになる即席麺の大量生産が可能になったという。この製造技術について、サンヨー食品側が特許を侵害していると交渉を重ねてきたが解決せず、訴訟を提起するに至ったとしている。

対象となるサンヨー食品の製品は次の通り。

「サッポロ一番 オタフクお好みソース焼そば」(カップ)
「サッポロ一番 塩カルビ味焼そばレギュラー」(カップ)
「サッポロ一番 ちゃんぽん」(袋)
「サッポロ一番 ちゃんぽん5個パック」(袋)
「サッポロ一番 ちゃんぽん どんぶり」(カップ)
「サッポロ一番 麺の力 中華そば 醤油味」(袋)
「サッポロ一番 麺の力 中華そば 醤油味5個パック」(袋)
「サッポロ一番 麺の力 ちゃんぽん」(袋)
「サッポロ一番 麺の力 ちゃんぽん 5個パック」(袋)
「サッポロ一番 麺の力 ちゃんぽんどんぶり」(カップ)
「サッポロ一番 麺の力 中華そば 醤油味どんぶり」(カップ)

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