同じ科の看護師9人全員が妊娠、同時期に女性医師も妊娠する珍事。

2012/11/24 09:22 Written by Narinari.com編集部

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英国のある病院では、同じ科で働く9人の女性看護師が昨年6月から次々と妊娠。今年はじめまでの数か月間は全員がお腹に子どもを宿した状態となったそうだが、現在は揃って元気な赤ちゃんを出産し、喜びを共有し合っているという。

英紙バーミンガム・メールなどによると、“職場全員妊娠”というおめでたい珍事が起きたのは、バーミンガム子ども病院の腫瘍・血液内科に勤務している、29歳から38歳の女性看護師9人。ちょっとした伝達ミスが即患者の健康に影響を及ぼしかねないだけに、看護師は特にチームワークが要求される職業だが、彼女たちは仕事以外の面でも強力な結びつきを持っていたようだ。

最初に科内で喜びの声が聞かれたのは、昨年6月のこと。29歳の看護師次長が先陣を切って妊娠すると、間もなく32歳の看護師が続き、オメデタを迎えたスタッフが2人になった。すると半年近くの間に、ほかの看護師たちも続々と妊娠が発覚し、今年はじめには腫瘍・血液内科で働く看護師9人全員が身重の状態に。さらに同科の女性医師も今年5月に出産していたそうで、同科では今年はじめの時点で、実に10人もの女性スタッフが妊娠する“ベビーブーム”となっていた。

「私たち全員が同時に妊娠していたのは、本当に驚くべき話」と語ったのは、38歳の看護師クレア・スミスさん。しかし全員が同じ状態になったおかげで、特に初産となった看護師にとってはとても心強い仕事場に感じたようだ。看護師たちの間では、すでに子どもを産んだ経験があった一部の“先輩ママ”が率先して公私に渡って「リード」していたそうで、初めての妊娠だったヘレン・トルスローブさんは、そうした心配りが「嬉しかった」と話している。

そして2月に看護師次長が最初の赤ちゃんを誕生させると、夏までの間に全員が無事出産。9人の看護師は、5人の男の子と4人の女の子の新たな“ママ”となった。病院にしてみれば、この時期はさぞ勤務のやり繰りが大変だったろうが、同科マネージャーを務めるアンジー・バーンズさんは「今まで2人のスタッフが同時に妊娠したことはあったけど」と語り、やはり今回のような経験はなかったという。それでも「彼女たち全員にとってとても素晴らしいこと」とも話し、同科で起きた稀に見る珍事を喜んで祝福しているそうだ。

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