“路上大便”阻止して殴られる「中国は家庭教育が失敗している」。

2012/11/24 08:22 Written by Narinari.com編集部

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先日、中国では地下鉄の車内で大便をしている子どもが目撃されて物議を醸したが、それから1週間も経たない11月16日、再び大便絡みの事件が起き、ネットユーザーの怒りを買っている。と言うのもこの事件、子どもの“路上大便”を阻止した人が保護者から殴られるという、あまりに理不尽な事件だからだ。

中国紙長江日報などによると、この事件は16日、湖北省武漢市洪山区の住宅地で起きた。同日午前8時ごろ、同地で働く女性清掃員の陳さん(57歳)がいつも通り清掃をしていると、路上で大便をしようとしている3歳前後の女の子を発見。女の子の大便を阻止するとともに、近くにいた保護者に注意した。

すると、保護者は激昂。罵りながら陳さんが手にしていたホウキを奪って捨て、手にしていた雨傘で殴りかかってきたのだ。

陳さんと保護者はしばらく揉み合い、陳さんは握っていた雨傘の骨で手を負傷するハメに。軽傷だったものの、病院で治療を受けることになってしまった。その後、問題の親子は周囲にいた市民からも非難され、警察に通報されたことから、現場からトンズラしたという。

この一件がニュースで報じられると、中国のネットユーザーからは怒りのコメントが噴出。「まるで犬の母子」「とりあえずこの親子を逮捕しろ」「中国の教育の失敗は政治体制によるものだけではない。ほとんどは家庭教育の失敗だ」などと、激しい親子批判が繰り広げられた。

また、中には「阻止したこの清掃員は偉い。地下鉄で傍観していた奴らは一体何なんだ?」と、先日の地下鉄での出来事(※関連記事 “地下鉄内で大便”続発に嘆き、中国人「どうなってるんだこの国は」。 //www.narinari.com/Nd/20121119585.html)を引き合いにしたコメントも。中国人の間でも、同じ中国人が起こすモラルなき“大便事件”に眉をひそめる人が続出している。

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