2007年に所属事務所を辞めて以来、芸能活動を休止していた歌手の華原朋美（38歳）が、12月5日に生放送される歌番組「2012 FNS歌謡祭」で復帰することがわかった。かつての所属事務所であるプロダクション尾木が再び契約を結び、約5年ぶりに活動を再開する。

復帰にあたり、華原はメッセージを公開。活動休止期間中にフィリピンではボランティアの仕事、日本では介護施設の手伝いなど、いろいろな経験を積むうちに「世の中で苦しみ悩んでいる人たちのお役に立てないか」と思うようになり、その思いをプロダクション尾木の社長にぶつけたところ、復帰の許可が出たという。

メッセージには「私には歌うことしか出来ません。今までお世話になった全ての方々に恩返しのつもりで精一杯頑張るつもりです。最後のチャンスだとも思っています。どうぞ皆様よろしくお願い申し上げます」と、力強い決意がつづられている。

華原は昨年10月、兄・下河原忠道さんのブログに寄せたメッセージの中で、「自分の身体を治すため、現実を受け止めて自分自身を見つめ直すために、父のいる海外で生活をする環境を家族が作ってくれました」と、約1年間海外で暮らしていたことを明かし、「今、私はとってもとっても幸せです。本当に元気になりました」と体調が回復したことを報告。

そして、昨年内に海外生活に区切りをつけて帰国、「ボイストレーニングやお芝居のお稽古など、芸能界復帰に向けて頑張る事に決めました」と、活動再開の意向を表明し、今年7月に女性誌の直撃を受けた際には「もうちょっと時間をください」とコメントしていた。