同病院で同じ日に生まれ結婚、高校時代に交際始め11年間愛育む。

2012/11/20 17:42 Written by Narinari.com編集部

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いつどこで運命の出逢いがあり、そして結婚に至るかは誰にも予想できないことだが、先日結婚したある夫婦は、同じ病院で同じ日に生まれた男女。高校時代に急接近してから11年間かけてゆっくりと愛を育んだ結果、見事ゴールインに至ったという。

中国紙華商報などによると、この夫婦は陝西省西安市で生まれた殷虎さんと高苗さん。2人はともに1983年11月12日、西安市第四病院で産声を上げた。男性の殷さんは午前8時、高さんは午後2時と、“年齢差”はわずかに6時間。このとき2人の家庭は知り合いでも、ご近所でもなく、何の関わりもなかったという。

そんな2人が接近するきっかけが生まれたのは高校3年生のとき。小学校、中学校と地元の同じ学校に通っていたが、お互いに意識することはなく、ただの顔見知り程度の関係が続いていた。それが高校に入学し、3年時に机を並べて座るようになったことが2人の距離を急速に縮める。当時、大学受験を控えている身でありながら“ゲーム狂い”だった殷さんに、高さんは勉学に励むよう熱心にアドバイス。高さんの優しさに触れた殷さんは次第に惹かれ、いつしか交際するようになった。

そして2002年、2人は無事大学へ進学。このとき初めて別々の道へ進むことになる。殷さんは地元陝西省の大学に、高さんは湖北省武漢市の大学に入学した。

遠距離恋愛になったことで、関係が疎遠になる可能性もあったが、その愛は途切れず。殷さんは毎月500元という少ない生活費を切り詰め、列車代を捻出し、数か月に一度は高さんに会いに行くとともに、電話などで日常の出来事や悩みなどについて報告し合うことで関係を深めていった。

しかし、大学入学から1年後に、最大の危機が訪れる。それは高さんが米国への留学を決意したためだ。殷さんは大層驚いたが、「愛する人のため」と米国に同行することを決心。高さんとともに必死に勉強し、最終的に、揃って米国の大学の奨学生試験に見事合格した。

こうして仲良くそろって米国へ出発することになり、学業に励みながら、今年11月にはついに結婚。付き合い始めた高校3年時から数えて11年目でのゴールインとなった。現在は米国で生活しながら、新婚気分を満喫しているという。

なお、殷さんと高さんが同じ病院で生まれたことが判明したのは、両家族による結婚についての話し合いが行われたとき。それまでは同じ生年月日という以外、互いが生まれたときの状況は知らなかったそうだ。

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