村上隆が実写映画初メガホン、「めめめのくらげ」の公開日が決定。

2012/11/16 07:00 Written by Narinari.com編集部

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アーティストの村上隆(50歳)が初監督を務める実写映画「めめめのくらげ」(ギャガ配給)の公開日が、2013年4月26日(金)に決定した。TOHOシネマズ六本木ヒルズほか、全国で順次ロードショーとなる。

村上はその独特の現代芸術で、昨今ヴェルサイユ宮殿や、カタールのAI-Riwaq エキシビジョンホールでの個展などを開催。また、ルイ・ヴィトンや六本木ヒルズ、アーティストのカニエ・ウェスト、ゆずとのコラボレーションなど、日本のみならず、世界的に注目され続けてきた。

そんな村上がメガホンを執るのは、10年以上前より、フルCGアニメーション作品として自ら暖めていたオリジナルアニメの企画をベースに、震災後の日本を舞台にしたファンタジーな世界を描き出すジュブナイル作品。実写+CGの融合で生み出される本作は、CGカットだけで約900カット強もあり、現在は1年以上かけての編集作業を施している真っ最中だ。また、壮大な世界観ゆえに、すでにシリーズ2作目「めめめのくらげ2」の制作にも着手している。

主人公の正志役と、ヒロインの少女咲役を演じるのは、子役実力派の末岡拓人と浅見姫香。そのほか脇を固める俳優陣は、突然子どもたちの前に現れる正体不明の四人組のメンバーとして窪田正孝や染谷将太、また、主人公・正志が慕う叔父で、物語の重要人物に斎藤工、さらに鶴田真由や黒沢あすか、津田寛治などのキャストが名を連ねた。

村上は本作について「子どものころ夢中でみていたゴジラ、ウルトラマンなどの特撮の世界。そして大人になっても『スターウォーズ』やスピルバーグ、宮崎駿など、熱は冷めなかった。この作品はそれらの要素といまの日本の混沌をまぜこぜにした、新しいSFファンタジーです」とコメント。

自身の子ども時代とどこか重ねるように、また、新しいアート作品を創り出すように、初の映画監督に挑んだ「めめめのくらげ」。完成は2013年の予定だ。


☆ストーリー

主人公の小学生・正志(まさし)は、引っ越してきた新しい家に、見慣れない段ボールを見つけた。中から出てきたのはくらげの様な不思議な生き物。どこか愛くるしいその生き物を“くらげ坊”と名付け、次第に仲良くなっていく。リュックにくらげ坊を連れて転校先の学校に行くと、他の生徒も、大人には見えない不思議な生物=“ふれんど”を連れていた。いったい誰が何のために。そしてふれんどとは何なのか――。

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