“ホビット”の機内安全ビデオ、J・R・R・トールキンの孫2人も出演。

2012/11/09 11:00 Written by Narinari.com編集部

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「ロード・オブ・ザ・リング」3部作を手がけた巨匠ピーター・ジャクソン監督が、再びJ.R.R.トールキンの原作「ホビットの冒険」を完全映画化する「ホビット」シリーズ。その舞台である“中つ国”のロケ地ニュージーランドでは、首都ウェリントンの国際空港に巨大ゴラムが出現したり、「ホビット」デザインの硬貨がニュージーランドの法定通貨になったりと、国を挙げての盛り上がりを見せている。そうした中、ニュージーランド―日本で直行便を運航する唯一の航空会社ニュージーランド航空が「ホビット」版の機内安全ビデオを発表し、話題を呼んでいる。

映像は「ロード・オブ・ザ・リング」3部作、「ホビット」3部作の制作スタジオであるウェタ・ワークショップ協力のもと制作。客室乗務員がホビットに扮し、機内の安全設備について案内している。

ビデオには「ホビット」の出演者だけでなく、「ロード・オブ・ザ・リング」ではおなじみのエルフ、ドワーフ、魔法使い、ゴブリン、ナズグルまでもが機内安全に全面協力。映画のスクリーン以外で初めて登場を果たしたゴラムは機内で“指輪”を探し、ピーター・ジャクソン監督が「いとしいしと。」と発しながらあの“指輪”をはめての登場、さらに小説「ホビットの冒険」の作者J・R・R・トールキンの2人の孫マイク・トールキン、ロイド・トールキンまでもキャスティングされた、こだわりの演出だ。

ニュージーランド航空は、1940年に設立された国際航空会社。2012年1月にエア・トランスポート・ワールド誌の「エアライン・オブ・ザ・イヤー」の2度目の受賞を果たしており、2010年公開のボディ・ペインティングのビデオをはじめとしたユニークな機内安全ビデオのパイオニアとしても知られている。

また、2012年11月28日(水)に予定されているワールドプレミア試写会に先立ち、ホビットをテーマにした外装の機体の運行を一部路線で予定。そのほかウェリントン国際空港では、ターミナルの巨大ゴラム・デコレーションや、ホビットの世界を再現したボーディング・ブリッジなど、空港内がホビット色に染められた。日本路線では、機内で提供されるアイマスクや靴下などがホビット仕様になる予定だ。

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