世界的ベストセラーを3D映画化、「ライフ・オブ・パイ」最新予告映像。

2012/11/07 11:01 Written by Narinari.com編集部

このエントリーをはてなブックマークに追加


文学界の権威あるブッカー賞を受賞した世界的ベストセラー小説「パイの物語」を、アカデミー賞受賞のアン・リー監督が映画化したサバイバル・アドベンチャー大作「ライフ・オブ・パイ/トラと漂流した227日」。日本では2013年1月25日の公開を予定しているが、その最新予告映像と劇場用ポスタービジュアルが公開となった。

同作の主人公は海で嵐に見舞われ、ただひとり生き残った16歳の少年パイ。家族を亡くし悲しみに暮れる彼に、さらなる過酷な運命が降りかかる。パイが避難した小さな救命ボートには、何とトラが隠れていたのだ……。

この奇想天外な原作小説の映像化を可能にした、驚異的なデジタル・テクノロジーを手にしたリー監督は「この映画は3次元の映像が必要だと思いました。3Dは新しい映像芸術の形です。本作は冒険を通じて希望と驚嘆を描き、精神や信念といった概念も表現しています。内容、映像、全てが壮大なのです」と語っている。

その言葉が示すように、今回公開された予告編は、圧倒的な映像美と、少年とトラが織りなす繊細でドラマティックな関係の変化、手に汗握るサスペンスやアクション、大自然と生命の神秘に彩られたミステリアスな世界観が垣間見える内容だ。

なお、同作にはコンサルタントとして、1982年に大西洋で嵐に巻き込まれ救命ボートで76日間もの漂流を実際に体験したスティーヴ・キャラハンが、リー監督に招かれ参加。実体験に基づくリアリティ溢れる壮絶なサバイバル生活が、奥深いドラマを創り出している。

☆全米では11月21日より公開

劇場公開を目前に控えた米国では、同作への高評価が続々と寄せられている。

全米評論家サイト「Rotten Tomatoes」ではトップ批評家による評価が94%を獲得。米各メディアも「想像を超える壮大なスケールと驚異の世界観。これが次のアバターだ」(タイム誌)、「興奮と感動の連続。心揺さぶるコエモーショナルなドラマ」(ブルームバーグ・ニュース)、「心奪われる贅沢な映像美と究極の3D映画体験」(ニューズウィーク誌)、「本年度最高傑作。幻想的な究極の映像美。これほど素晴らしい3D映画は『アバター』以来」(ニューヨーク・ポスト紙)、「世界中が驚嘆したベストセラー小説が見事に洗練された映画になった」(ハリウッド・リポーター)、「冒険、孤独、そして失望の物語に、命の恩恵と畏敬の純粋な感情を吹き込み、主人公パイの力強い信念を見事に表現。世代を超えた至高の作品」(バラエティ誌)など、軒並み賛辞が送られ、本年度アカデミー賞の有力候補と目されている。

映画「ライフ・オブ・パイ/トラと漂流した227日」は2013年1月25日(金)、TOHOシネマズ日劇ほか全国公開。

TOPへ戻る
このエントリーをはてなブックマークに追加

Copyright © Narinari.com. All rights reserved.