おばあちゃんが“ヒーロー”に、祖母をモデルに写真家が作品制作。

2012/11/05 16:33 Written by Narinari.com編集部

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フランスの写真家サーシャ・ゴールドバーガーさんは、自分の祖母をモデルにした作品を撮り続けています。スーパーヒーローの格好をして飛んだり、ダースベイダーと対峙したり、お尻に入れたハートのタトゥーをチラリと見せたり……と、とにかくユニークなものばかり。その年齢にそぐわぬ姿に、「なんだか元気が出てくる」と、欧米のネットで評判になっているようです。

サーシャさんの祖母フレデリカさん(91歳)は、第2次世界大戦中にナチスの統治下にあったハンガリーで、ユダヤ人を匿っていた罪で追われ、フランスに逃げてきたという過去があります。そんな辛い経験のある彼女ですが、常にユーモアを忘れず、シニカルなジョークで家族や周囲の人々を笑わせる性格でした。

しかし、数年前に何らかの理由で元気がなくなった時期があり、そんなときにサーシャさんは彼女を元気づけようと、あるプロジェクトを立ち上げました。それは、フレデリカさんを“スーパー・マミーカ”という名のスーパーヒーローに仕立て上げ、それをテーマにした写真を撮影するというものです。

最初の頃はあまり乗り気のしなかったフレデリカさんですが、撮影が進んでいるうちに、ノリノリで笑顔を取り戻すようになったそう。その後もサーシャさんはフレデリカさんをモデルに、“ヒーローもの”以外のテーマでも彼女の写真を撮り続けています。

サーシャさんの“スーパー・マミーカ”の一連の作品は、すでに2年ほど前にブログなどで紹介され一部で話題となっていましたが、このたびサーシャさんの友人がソーシャルニュースサイト「reddit」に写真をいくつか投稿したところまたまた評判に。1,800件以上寄せられたコメント欄には、「見ているこっちも元気になった」「将来おばあちゃんになったら、彼女みたいになりたい」といった声が並んでいます。

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