便器から腕が抜けず大ピンチ、落としたケータイ拾おうと手伸ばす。

2012/10/26 16:06 Written by Narinari.com編集部

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便器の中に、うっかりケータイを落としてしまった――。そんな痛い経験がある人もきっといることだろう。中国のある男性も先日、ケータイを便器に落としてしまったのだが、奥から引っ張り出そうとしたところ腕が抜けなくなってしまい、結果、7時間もトイレでうずくまるハメになってしまったそうだ。

中国紙南方都市報によると、この一件は9月22日午前8時頃に起きた。広東省東莞市寮歩鎮にあるアパートで暮らす袁さんは出勤前、いつものようにトイレに入ったのだが、用を済ませて立ち上がった瞬間に、ポケットに入れていたケータイがスルッと滑って便器の中に落下。しかも運悪く水を流したタイミングだったので、ケータイは便器の穴の奥深くへ行ってしまい、袁さんは途方に暮れてしまった。

しかし「ケータイがないといろいろと支障が出る」と焦った袁さんは、あまりよく考えないまま便器の穴の中に手を突っ込み、ケータイを取り戻す孤独な戦いを始める。そして徐々に奥へ奥へと手を伸ばしていくうちに、気が付けば腕が抜けない状態まで入り込んでしまった。

咄嗟に助けを呼ぼうとしたものの、すでに出勤時間は過ぎ、近隣からは物音すらしない。結局そこから約4時間にわたり、そのままの体勢でひとり悪戦苦闘を続けることになってしまった。それでも腕は抜けず、ようやく昼頃になって隣人が帰宅した際に警察に通報してもらい、なんとか第三者にこの窮地を伝えることができた。

救助に駆けつけた消防隊員はすぐに袁さんの救出活動を始めるが、トイレという狭い空間のために作業は遅々として進まず。専用の工具で慎重に作業を進めていくことになり、結局、救出までに約3時間を要した。一人で頑張っていた時間も合わせると、袁さんの腕がはまっていたのは実に7時間。その腕は長い時間圧迫されていたため状態が良くなく、病院では全治1か月と診断されたという。

ちなみに。朝からとんだ災難に見舞われた袁さんだが、肝心のケータイはすでに
使い物にならない状態で発見されたそうだ。

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