名曲「ミス・ア・シング」に続き、エアロスミスの新曲MVが解禁。

2012/10/23 11:38 Written by Narinari.com編集部

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11年ぶりとなるニュー・アルバム「ミュージック・フロム・アナザー・ディメンション!」をいよいよ11月7日に発売するエアロスミス。本作から「レジェンダリー・チャイルド」「ラヴァー・アロット」「ワット・クッド・ハヴ・ビーン・ラヴ〜愛と呼べたもの」と、バンド史上初めて、アルバム発売前に3曲をたて続けに配信限定でシングルカットしてきたが、その最大の注目曲である「ワット・クッド・ハヴ・ビーン・ラヴ〜愛と呼べたもの」のミュージックビデオがYouTubeでついに解禁された。彼らを初の全米シングル1位に導いた大ヒット曲「ミス・ア・シング」を思わせるその感動的な音楽と映像に心打たれた世界中のファンが、次々とコメントを投稿している。

MVのストーリーは「前の彼女が忘れられず、彼女を手放したことを後悔し始めた主人公の男性。『本当に必要なものは彼女だけ』であったと、彼女との間に確かに存在していた『愛と呼べたもの』に想いを馳せる。そんな彼が、車であちこち走りながら『自分自身が行方不明者になった』ことを告げる奇妙なチラシを行く先々で出会った人に配り、町中に貼って回る。この“MISSING”と書かれたチラシが、何を意味しているのかは、後の急展開で明らかになる。あなたには、分かるだろうか!?――」という内容。

今までのエアロのミュージック・ビデオの中では少々難解と言えるストーリーに仕上がっているが、スティーヴン・タイラーは「つまり、ヤツ(歌の主人公)は“ミス・ア・シング”をしたってことさ。その後の物語がこれなんだよ」と語っている。この言葉の真意も気になるところだが、本楽曲が持つ美しいメロディー、抒情的な歌詞は、まさに“21世紀版「ミス・ア・シング」”と言えるのかもしれない。

アルバム「ミュージック・フロム・アナザー・ディメンション!」には、この曲に象徴されるようなエアロの十八番バラードだけでなく、まるで彼らの70年代を思い起こさせてくれるような野生味とライヴ感溢れる攻撃的なロックンロールが復活したことが最大の魅力。その上で「アメカン・アイドル」(シーズン4)の優勝者で、番組が輩出した全シンガーで過去最高の売り上げ記録やグラミー賞などを受賞した大人気の歌姫キャリー・アンダーウッドとのデュエット曲「キャント・ストップ・ラヴィン・ユー」、ジョン・レノンの息子ジュリアン・レノンがコーラス参加、スティーヴンが「やはりジョンの声に似ている。一緒に歌ったらビートルズっぽくなった」と語る「ラヴ XXX」(ラヴ・スリータイムス)、ジョニー・デップがコーラスで参加した「フリーダム・ファイター」、スティーヴンが「アデルがグラミー賞で歌っているイメージ」と語る「アナザー・ラスト・グッドバイ」などバリエーション豊かな内容となっている。それはあたかもエアロの40年の歴史を縦横無尽に行き来するように、その魅力のすべてを放出したような作品だ。

なお、日本のデラックス盤には2曲のボーナス・トラックに加え、元ガンズ・アンド・ローゼズのスラッシュが書いたエアロスミスのイラスト画がポスターとして封入。エアロが愛して止まない日本のファンのためだけに向けた超豪華仕様となっている。

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