野村萬斎らが道頓堀に“出陣”、「のぼうの城」公開直前イベントで。

2012/10/18 07:05 Written by Narinari.com編集部

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累計175万部を突破した大ベストセラーを野村萬斎主演で映画化した「のぼうの城」。震災による約1年の公開延期を経て、いよいよ11月2日に劇場公開となるが、それに先駆け、10月17日に大阪でイベントを実施。野村に加え、榮倉奈々、上地雄輔が登場した。

「水都・大阪“道頓堀”を決壊せよ!」と銘打ち行われたこの日のイベント。当日は、豊臣秀吉の命を受けた石田三成率いる天下軍2万の兵を相手に、たった500人の軍勢で挑む、智も仁も勇もないが人気だけは誰にも負けない“でくのぼう”こと“のぼう様”成田親役の野村、忍城軍の男勝りなヒロイン・甲斐姫役の榮倉、2万の天下軍を率いる理性に富んだ武将・石田三成役の上地が甲冑隊を引き連れ、船にのって道頓堀川に出陣、天候が悪いにも関わらず約3,000人が集まり、現場は熱気に包まれた。

会場となった大阪について野村は「狂言でも公演していますが、今度の映画は大阪にはピッタリな映画です。キャラクターのベタさが大阪の人に好んでいただけるのではないかと思います」、榮倉は「何度か映画などのイベントで来たことありますが、道頓堀は初めてです!!」、上地は「大阪大好きですし、もともと阪神ファンですから!ずーっと30年近く。今季優勝してたら、(道頓堀に)飛び込んでたかも!!今季は5位だったので…飛び込めませんが…何の話ですか、コレ!!(笑)」とそれぞれコメント。

榮倉は時代劇初挑戦だったが、「初めての時代劇が『のぼうの城』で本当に良かったです。興味はあったんですが、歴史とか時代劇が苦手だったのですが、いままで思っていた時代劇のような堅苦しさは一切なく、女性でもお子さんでも楽しめる映画になってます」と幅広い層に作品をアピールした。

ちなみに、野村から見た榮倉の印象は「まじめで、明るくて、楽しくて、私がいろんな質問をしてもちゃんと答えてくださいました」、上地の印象は「鼻の下にもヒゲが生えてて、かっこいいんですよ。とても理知的に、みんなが心配するような、母性をくすぐるような…はははっはは!!!」とのことだ。

「のぼうの城」は第139回直木賞にノミネートされ、2009年の年度本屋大賞2位を受賞した和田竜の歴史小説が原作。時は戦国時代の末期、関東の北条家攻略に乗り出した豊臣秀吉の命を受け、石田三成が2万の大軍で武州・忍城を包囲していた。忍城を守る総大将は、領民から“のぼう様”と呼ばれた成田長親。籠城する500人の成田勢に対し、石田勢は城ごと水に沈める“水攻め”を試みるが――という攻城戦の模様が描かれる。

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