婚活12年実らず「業者は詐欺」、“理想の妻”求め続けるエリート男性。

2012/10/14 07:37 Written by Narinari.com編集部

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せっかく素晴らしい交際相手を見つけても、結婚となると躊躇する人は少なくない。最近は経済的な事情が理由になる例が多いようだが、お金を持ったら良い縁に恵まれるか――と言えば、それはまた別の問題だ。ニューヨークで暮らす47歳のエリート男性の場合、幸せな家庭を築きたいとの願望から、12年間にわたり婚活を行っているそう。しかし、これまでに250人もの女性を結婚相談所に紹介してもらいながら、うまく話が進んだケースはゼロ。全く成果を得られない男性は「業者は詐欺」と話し、現状に不満を募らせている。

米紙ニューヨーク・ポストや米放送局ABCなどによると、この男性は昨年まで証券マンとして活躍し、現在は引退生活に入ったというラリー・グリーンフィールドさん。以前から結婚相談所に登録しては出会いを求め、「理想的な妻」探しを続けていた彼だが、12年間で6万5,000ドル(約500万円)を手数料として注ぎ込み、250人もの女性と出会ったにも関わらず、未だ関係が発展する相手は見つけられていない。

「ニューヨークは私のような人間にとってタフな街だけど、キャリアを積めば女性は見つかると思っていた」と話すグリーンフィールドさん。しかし47歳になった今、証券マンとして頑張ったおかげで経済的な余裕は作れたものの、妻となってくれる女性は依然見つけられていない。いつまでも独身生活が続く現状に、彼は「私は悪い男ではない。刑務所にも行ったことがない」と言い、「とても不満だ」と素直な気持ちを吐露。そして、多額の料金を支払いながら理想的な女性に出会わせてくれない仲介業者を「詐欺」とまで言い放ち、抱える不満の度合いを表している。

こうした彼の発言を受けて、ニューヨーク・ポスト紙では今までに彼が登録したという6つの相談所の関係者に直撃。すると、「詐欺」発言をした彼に対する反論も上がってきた。

2009年に女性を紹介した相談所の女性関係者は、彼のことを「今までで一番選り好みをするクライアント」と話す。ある女性を紹介した際、彼が「彼女にはこれもないし、それもない。相性がいいとは思えない」と発言したのを思い出すとも。相談所では、予め彼が希望する基準を満たしたと思われる「何人かの女性」を紹介したそうだが、時には「ひどい」と言い放ったという彼は、相手に求める基準が「全く非現実的」だと関係者は語っている。

ただ、彼にはどの女性ともチャンスがなかったというわけでもないようだ。ニューヨーク・ポスト紙は2か月前に彼と出会った、「経営コンサルタントとコメディアン」として活躍するという44歳の女性の話を聞いている。彼女は共通の趣味だった旅行の話で盛り上がったそうで、「彼からロンドンやパリへ連れていきたいと言われた」と明かすなど、彼の印象は決して悪くない。しかし、2度目のデートに向けた具体的な約束が「全く出なかった」ため、交際発展への期待は薄いと自覚しているという。電話でのやり取りは続けられており、彼女は未だに「彼が気になっている」ものの、なかなかうまくいかないようだ。

昔から「白い柵で囲まれた家に、2人の子どもと犬」と一緒に、理想の妻と生活するのが夢だったというグリーンフィールドさん。今のところ、相手を見つけられないのは「高いお金を払っても素晴らしい女性を紹介してくれない相談所が悪い」と彼は思っているようだ。しかし、相談所の女性は「彼は美しい女性は手に届かないと理解すべき」とピシャリ。彼を気にする女性も「間違った時間を過ごしているかもしれない」と話しており、今後のためにも少し女性の意見にも耳を傾けたほうが良さそうだ。

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