超大物声優が栗山千明を祝福、「エクスペンダブルズ2」イベントで。

2012/10/12 07:21 Written by Narinari.com編集部

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女優の栗山千明(28歳)、声優・歌手のささきいさお(70歳)、声優の玄田哲章(64歳))が10月11日、都内で行われた映画「エクスペンダブルズ2」(10月20日公開)の日本語吹替版完成披露試写会に登壇した。

栗山は今作が実写映画の声優初挑戦だったが、「もともと声優の皆さんを大好きだったので、この役をやれて本当に光栄でした」と満面の笑み。舞台では実際に吹替シーンの再現が行われたが、大ベテランの演技を目の当たりにした栗山は「実際にやった時は一人だったので、ささきさんと玄田さんの掛けあいを生で見ることができて、ファンとして感動しています」と、喜びを語った。

また、前日の10日に誕生日を迎えた栗山に、シルヴェスター・スタローン役の佐々木とアーノルド・シュワルツェネッガー役の玄田がサプライズプレゼントを用意。作品にちなみ、ドクロ型をかたどったケーキを前に、栗山は「凄い! かっこいいケーキですね! ありがとうございます。今年はこの映画が私の誕生日の思い出になりました」と感激しきりだ。

そんな栗山が作品で見せた声の演技を、ベテラン2人はどう見たのだろうか。ささきは「声優だとセリフがセリフになってしまうのですが、役を自然に演じていたのが良かったと思います」、玄田は「とてもいい感じでしたよ」と、高評価を与えている。

「エクスペンダブルズ2」は、世界中で2億7,400万ドル(約220億円)の興行収入を稼ぎ出した大ヒット作「エクスペンダブルズ」の2年ぶりの新作。前作ではアクションなしの顔見せ出演だったブルース・ウィリスとアーノルド・シュワルツェネッガーが今回はマシンガンを手に本格参戦し、特にシュワルツェネッガーにとっては9年ぶりのアクション復帰作となる。


☆“最強”日本語吹替キャスト陣

・ささきいさお→シルベスター・スタローン(バーニー・ロス役)
1942年5月16日生まれ。60年に歌手デビュー、俳優としても活躍。72年に「科学忍者隊ガッチャマン」のコンドルのジョー役を担当。以来、「宇宙戦艦ヤマト」「銀河鉄道999」の主題歌でも著名な“アニメソング界の大王”であり、洋画吹替でも「スーパーマン」のクリストファー・リーヴほか多数。

・山路和弘→ジェイソン・ステイサム(リー・クリスマス役)
1954年6月4日、三重県出身。劇団青年座研究所1期卒後、俳優として舞台を中心にドラマ、映画でも幅広く活躍。2011年に舞台「宝塚BOYS」「アンナカレーニン」で第36回菊田一夫賞受賞。声優としてもヒュー・ジャックマン、ショーン・ペン、ラッセル・クロウ、ソン・ガンホなどを担当している。

・池田秀一→ジェット・リー(イン・ヤン役)
1949年12月2日、東京出身。幼少期より子役として数々のアニメやゲームで活躍、79年放送「機動戦士ガンダム」のシャア・アズナブル役では特に有名。洋画でもジェット・リーなど数多くの吹替を担当している。

・大塚明夫→ドルフ・ラングレン(ガンナー・ヤンセン役)
1959年11月24日、東京出身。舞台を中心に俳優として活動、声優としても数多くのアニメ、ゲーム、ナレーション、洋画吹替を担当。特に吹替ではニコラス・ケイジ、スティーブン・セガール、アントニオ・バンデラス、デンゼル・ワシントンなど数多くのアクション俳優を手がけている。

・玄田哲章→アーノルド・シュワルツェネッガー(トレンチ役)
1948年5月20日、岡山県出身。70年より俳優、72年より声優として活動、数多くのアニメや洋画吹替を担当。特にシュワルツェネッガーの吹替は、本人も公認するフィックスとなっている。他の吹替担当にローレンス・フィッシュ・バーン、ダン・エイクロイドなど多数。

・綿引勝彦→ブルース・ウィリス(Mr.チャーチ役)
1945年11月23日生まれ。65年劇団民藝入団後、「極道の妻たち」「鬼平犯科帳」など数々の映画、ドラマで活躍。85年より劇団・綿帽子を主催。2011年から放送されたダイハツ工業「ミライース」CMシリーズで宣伝部長を努め、ブルースと共演、吹替も担当している。

・乃村健次→ランディ・クートゥア(トール・ロード役)
1970年7月23日、岡山県出身。97年よりアニメ、ゲーム、吹替など声優として幅広い分野で活躍。低音の野太い声が特徴で、屈強なタフガイ、荒くれ者、豪快なキャラクターをよく演じる。洋画吹替も「特攻野郎AチームTHE MOVIE」のバラカス軍曹(クイントン・ジャクソン)ほか多数を担当。

・高橋耕次郎→テリー・クルーズ(ヘイル・シーザー役)
1962年5月24日、広島県出身。85年文芸座研究所に入所後、89年「夢・桃中軒牛右衛門の」で初舞台、同年文学座の座員に。自身の企画によるGooDFellowSは現在も精神的にプロデュース公演を行なっており、今年で結成20周年を迎える。NHK大河ドラマ「義経」や声優として「ゲド戦記」「ハウルの動く城」、韓国ドラマ「シークレットガーデン」「王女の男」などに参加。

・森川智之→リアム・ヘムズワース(ビリー“ザ・キッド”ティモンズ役)
1967年1月26日、東京出身。87年より声優として幅広く活躍、94年からは歌手としてもアルバムをリリース。洋画吹替ではユアン・マクレガー、ジュード・ロウ、キアヌ・リーブス、トム・クルーズ、アダム・サンドラーなど数々のハリウッドスターを担当している。

・堀勝之裕→チャック・ノリス(ブッカー役)
1941年8月1日、東京出身。テレビなどで俳優として、また吹替草創記から声優として活躍。洋画吹替としては、アラン・ドロン、ハリソン・フォード等の二枚目俳優から、ハーヴェイ・カイテル、ロバート・デ・ニーロなど渋い個性派まで幅広く担当しアニメでも数多くの作品に出演している。

・栗山千明→ユー・ナン(マギー・チャン役)
1984年10月10日生まれ。99年映画「死国」で女優デビュー。2000年に出演した映画「バトル・ロワイヤル」での演技がクエンティン・タランティーノ監督の目に留まり「キル・ビルvol.1」に出演、04年MTVムービー・アワード最優秀バトル賞を受賞するほか、国際的にも高い注目を集める。その後も映画「下弦の月〜ラスト・クウォーター」「ハゲタカ」「鴨川ホルモー」「SPEC〜天〜」のほか、ドラマや舞台、また歌手としてもアルバムをリリース。近作ではロックミュージカル「ボクの四谷怪談」(演出:蜷川幸雄)に出演。

・山寺宏一→ジャン=クロード・ヴァン・ダム(ジャン・ヴィラン役)
1961年6月17日、宮城県出身。85年に声優デビュー後、アニメ、洋画吹替、ナレーションと幅広く活躍。吹替の担当俳優にエディ・マーフィー、チャウ・シンチー、ジム・キャリーなど多数。

・藤真秀→(スコット・アドキンス)
1965年8月1日、東京出身。俳優として映画「ごくせん THE MOVIE」、ドラマ「八代将軍吉宗」、舞台「天国から来たチャンピオン」など幅広く活動。声優としても「007カジノ・ロワイヤル」のジェームズ・ボンド(ダニエル・クレイグ)、「タイタンの戦い」のベルセウス(サム・ワーシントン)など担当している。

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