9月26日に発売された西尾維新の人気「＜物語＞シリーズ」の最新刊「憑物語」（講談社）が、初週に11.7万部を売り上げ、10月8日付けのオリコン“本”ランキングBOOK（総合）部門で首位を獲得したことがわかった。首位獲得は前作「恋物語」に続き2作連続、シリーズ通算5作目。また、同時発売された「偽物語アニメコンプリートガイドブック」（講談社）も同部門で13位に初登場している。

同シリーズは、2006年11月1日発売の「化物語」から始まり、今作で13作目。高校生・阿良々木暦（あららぎこよみ）が、怪異と関わりのある少女たちと出会い事件を解決していく物語で、最新作「憑物語」は、シリーズのファイナルシーズン3部作の第1作となる。

今年初の発売となる同シリーズだが、4月には全「物語シリーズ」のアニメ化が発表され、6月からはキャンペーン「西尾維新祭2012」がスタートするなど話題は尽きなかった。もともと人気のシリーズであるだけに、この最終章シリーズが今後どれだけセールスを伸ばしていくのかに期待がかかる。

その他今週のBOOK（総合）部門は、人気コミックのノベライズ最新刊「好きです鈴木くん！！ −カーテンコール−」（著：時海結以／原作・イラスト：池山田剛）と、人気ライトノベル「彩雲国物語」シリーズのドラマCD付きファンブック「彩雲国物語彩なす夢のおわり」（原作：雪乃紗衣／イラスト・漫画」由羅カイリ）がそれぞれ初登場で6位、7位を獲得。また、ソロデビュー35周年のミュージシャン・山下達郎を特集した「ぴあSpecial Issue 〜山下達郎“超”大特集号〜」（ぴあ）も9位と初TOP10入りした。