ヒデが岡ちゃんをサポート? ユース選手との交流案に中国歓迎ムード。

2012/09/29 12:57 Written by Narinari.com編集部

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サッカー元日本代表監督の岡田武史氏と、中田英寿氏の“夢のコンビ”が、中国で実現するかもしれない。9月28日付けで多くの中国メディアが報じたところによると、現在、中国スーパーリーグの杭州緑城で指揮を執る岡田監督が、チームのユース強化策のひとつとして、中田氏の招聘を考えているそうだ。

中国紙今日早報によると、間もなく杭州緑城との契約が切れる岡田監督が、契約更新の条件のひとつに、ユースコーチの充実を挙げている。そこで10月に中田氏を杭州に呼び、ユース選手たちと交流させる案が出ているという。岡田監督としては、サッカー界で経験豊かな中田氏との交流を通じて、若い選手たちに多くのことを学ばせ、成長を促したいとの思惑があるようだ。

岡田監督率いる杭州緑城は、現在16チーム中14位と不振を極めている。一時は5位まで浮上する健闘を見せたものの、その後は主力選手の移籍などもあり、来季の降格が現実味を帯びてきている状況だ。同チームのオーナーは昨年、岡田氏と契約する際に積極的な補強・強化を約束していたが、スポンサー企業の経営悪化などを受けて、計画通りに事が運ばなかった。そのため、来季は約5億円の補強費を約束。中田氏を招聘するという話も、こうした“来季こそ”の思いの中で出てきているというわけだ。

中国でこの一件が報じられると、最近の緊迫している日中関係をよそに、ネットでは歓迎ムード。「いいニュース! 頑張れ緑城!」「サッカーと政治は無関係。チームにぜひ貢献して欲しい!」「日本政府はクソだが、岡田さんは中国の友だち。ヒデもそうだ!」「ヒデが来てくれたら、チームは絶対強くなる!」などと、良い意味で中国のサッカーファンを驚かせている。実際、中田氏が杭州を訪れるのかどうかは未定だが、仮に実現すれば日本のサッカーファンにとっても興味深い出来事となりそうだ。

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