「るろ剣」は映画も書籍も好調、13年ぶり新連載のコミックがTOP10入り。

2012/09/13 04:00 Written by Narinari.com編集部

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現在実写映画が大ヒットしている「るろうに剣心」のコミック最新作「るろうに剣心上特筆版」(著:和月伸宏/集英社)が週間12.6万部を売り上げ、9月17日付けのオリコン“本”ランキングコミック部門で、初登場6位を獲得したことがわかった。また、同シリーズのノベライズ版「るろうに剣心−銀幕草紙変−」(原作:和月伸宏/小説:黒崎薫、集英社)も、週間売上1.4万部で同付BOOK(総合)部門で11位に初登場している。

「るろうに剣心」は、幕末動乱期には「人斬り抜刀斎」と恐れられた伝説の剣客だったが、明治維新後は“不殺(ころさず)”の誓いを立て全国を放浪する主人公・緋村剣心が、大切な人を守るために戦いながら成長する姿を描き、90年代に大ヒットした作品。先月8月25日に、俳優・佐藤健の主演で実写映画が公開され、公開2週目で累計動員100万人を突破するほどの大ヒットを見せ、現在も話題となっている。

今回コミック部門初登場6位となった「るろうに剣心上特筆版」は、13年ぶりに今年の6月から連載が始まった同名コミックのセルフリメイク作品。合わせて、実写映画化を記念して書き下ろされた読み切り作品「るろうに剣心−明治剣客浪漫譚−第零幕」も収録されている。

一方の「るろうに剣心−銀幕草紙変−」はノベライズ作品。“抜刀斎”時代の剣心や、宿敵・鵜堂刃衛に焦点を当てている。作品の根強い人気に加え、実写映画が大ヒット中というこのタイミングでの発売に、いずれの作品も今後セールスを伸ばす要因は十分。来週以降も推移にも期待がかかるところだ。

なお今週のコミック部門首位は、週間48.6万部を売り上げた加藤和恵「青の祓魔師」最新9巻(集英社)が7巻に続く通算2度目の首位を獲得。そのほか2位の久保帯人「BLEACH−ブリーチ− 56」(集英社)をはじめ、今週はTOP10すべてが先週と入れ替わる結果となった。

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