米ニュースサイトTMZの報道によって世界に驚きの全裸写真が公開され、今なお波紋を広げている英国王室チャールズ皇太子次男のヘンリー王子。英国では王室の要請を無視する形でサン紙が問題の写真を掲載し、国民の間でその是非を巡ってさらに論議を呼ぶなど、未だ落ち着かない様子だ。そうした中、Facebookには「ヘンリー王子を裸の敬礼でサポートしよう」と銘打たれたグループページが開設され、多くの写真が集まる人気になっている。

話題のFacebookグループページを開設したのは、「Salute4Harry（ヘンリーに敬礼を）」なるウェブサイトを立ち上げた英国人グループ。同サイトの説明によると、ヘンリー王子の写真掲載問題を受けて、「元軍関係者の若者」を中心とした数人のグループが王子をサポートする意味で“裸で敬礼”写真を公開したのがすべての始まりだという。

その後、盛り上がったメンバーたちの間でFacebookにも展開しようとの話が持ち上がり、グループページを開設。当初は「75人くらい集まれば」と見込んでいたグループページはアッという間に話題を呼び、開設3日にして「1万1,000人」が参加し、多くの“裸で敬礼”写真が寄せられた。中にはかわいらしい女の子がきちんと服を着て敬礼する“裸ではない”写真などもあるが、多くは男女を問わず、大事なところを隠しながら裸で撮影。英国王室に忠誠を誓うかの如く、アフガニスタンに派遣されている軍隊員からも数多くの写真が投稿されているのは印象的だ。

ただ、全員がヘンリー王子に尊敬の念を抱いて参加しているというよりは、その格好を楽しむ人が集まり、さらに盛り上がったという側面も否定できない。各々セクシーかつユーモアのある見せ方を考え、それぞれの敬礼ポーズを披露しているが、小さな男の子や女の子、犬や猫まで登場するのは、盛り上がりを示す1つの表れと言えそうだ。

このFacebookグループページのメンバー数は現在も1時間に数百人単位の勢いで増え続けており、8月29日には1万6,000人を超えた。皮肉にも今回の騒動を受けて王子はFacebookのアカウントを閉鎖したばかりだが、世界中から続々と“裸で敬礼”写真が集まってきているだけに、願わくばメンバーたちの気持ちとユーモアが、王子に少しでも明るい材料として届いて欲しいものだ。