あまりに小さい自転車で疾走、手のひらサイズでサドルに意味なし。

2012/08/25 10:17 Written by Narinari.com編集部

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ちょっとした移動になら、手軽で便利な自転車。ひとえに自転車と言ってもママチャリからマウンテンバイク、ロードバイク、電動アシスト自転車など、さまざまな種類があるが、どんなものであれ最大限安全に乗りこなしたいと思ったら、まずは自分の体に合ったサイズを選ぶことが大切だ。しかしあるロシア人男性に限っては、そういうわけでもないらしい。そんな彼が“自慢の愛車”を乗りこなす様子を撮影した動画が、いま、大きな反響を呼んでいる。

この動画はYouTubeに8月21日付で投稿されたもの(//www.youtube.com/watch?v=PL7pUIhNSm4)。投稿者は「米国在住の28歳男性」となっているが、カナダ放送局CBCによると、動画に登場するのは「ロシア人バイカー」とされている。

日本でも見かけそうな、住宅街の細い路地裏に現れたのはツーリングスタイルの男性。リュックサックの中から取り出したのは、履いている靴のほうが大きく見える、超極小の自転車だ。誰もが「これ、おもちゃだろう……」と思うほど、手のひらに乗る程度の小さな自転車なのだが、男性はハンドルを掴んでまっすぐ立たせると、ペダルの位置を直して右足を乗せ、次いで左足も乗せる。

この時点で、男性は膝を抱えて座っているような体勢になっており、そのままの姿勢を維持するだけでも窮屈そうだ。しかし左足を乗せてすぐ、彼が器用に両足を交互に動かし始めると、自転車は思いもよらぬほどの勢いで前進。口元に力が込められている表情が、この自転車に乗る苦労を充分物語っているが、それでもしっかりバランスを保つ彼は小さな自転車を器用に乗りこなし、真っすぐ進ませていった。

「小さいがとても速い」と書かれた動画タイトルそのままに、驚くべきパフォーマンスを見せてくれる20秒あまりの動画は、世界中の多くの人たちに大きなインパクトを与えている。再生回数は投稿から数日ながら140万回超(8月25日現在)を記録し、コメント欄には「かわいい自転車」「信じられない」など、映像を楽しんだ人の声が続々。中には「自分の足で歩いたほうが良さそう」と記した人もいるが、誰もが思うであろうその意見を口にするのは野暮というもの。純粋に彼が会得した乗車技術を見て、大いに楽しんでみてはいかがだろうか。

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