ロンドン五輪フェンシング男子フルーレ団体で銀メダルを獲得した太田雄貴選手（26歳）が8月15日、都内で行われた映画「るろうに剣心」の舞台挨拶付きプレミア試写会にスペシャルゲストとして登場した。

東京国際フォーラム ホールAで行われたこの日の試写会には、徹夜組も含め4,300人の観客が詰めかけ、超満員に。舞台挨拶には主人公・剣心役の佐藤健をはじめ、武井咲、吉川晃司、蒼井優、青木崇高、田中偉登、江口洋介、香川照之、大友啓史監督と、豪華な面々が集結した。

大勢の観客を前に、佐藤は「こんばんは。みんなのエネルギー、すごいですね！」、武井は「4,300人もいるんですね…。そりゃ双眼鏡も使いますね（笑）」と圧倒された様子。作品について吉川は「日本映画の枠を超える作品になっていると思います。僕が演じた刃衛は、時代に翻弄された悲しみをかかえている男だとも思うので、そこは意識して演じました」、蒼井は「たくさんの人に興奮してもらえる作品の一部になれたことに幸せを感じています」、香川は「原作のあるキャラクターを演じるということで、漫画に忠実に沿いつつ、大友監督の演出のもと楽しくキャラクター作りをさせていただきました。背を伸ばすというありえない事件も起きているので、是非、お楽しみに！」と、それぞれ思いを語った。

そして、太田選手はロンドン五輪で実際に使用していた剣を持って登場。「原作ファンとしては中途半端な実写化はイヤだな、と思っていました（笑）。でも、この作品は本当にすごい！原作を上回ったと思う。まさに金メダル級ですね！」と絶賛し、さらには、自身の剣さばきも披露して会場は大盛り上がり。キャスト陣もまさかの五輪メダリストの登場に大興奮で、佐藤をはじめ剣にも興味津々だった。

そんなキャスト陣に、剣使いをレクチャーする太田選手。思わず剣を手にして戦うポーズを決めるやんちゃな佐藤の姿に、会場は大歓声に包まれた。そして監督からは「次は剣心と一戦、交えてみるのも面白そう」と次回作へのオファーも？ 始まる前から高いテンションだった場内は、その“熱さ”が冷めることなく、終始大盛り上がりのイベントとなった。

映画「るろうに剣心」は8月25日（土）全国ロードショー。8月22日、23日、24日先行公開決定。