バスの座席を“食べた”男逃走、妙な事件に英国のバス会社困惑。

2012/08/01 14:12 Written by Narinari.com編集部

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英国で先日、変わった行動でバス会社に迷惑をかけた男が現れた。男はバスに乗車していた20分間に、自分が座っていた座席を噛むなどして一部を破壊。警察は防犯カメラに写っていた男の写真を公開して行方を追っているが、バス会社は妙な事件に巻き込まれ困惑しているという。

英紙ガーディアンやデイリー・メールなどによると、事件が起きたのは5月25日午後8時頃のこと。英南西部の街ペイントンでバスに乗った「10代後半から20代前半くらい」の男は、20分間の乗車中に周りの人に声を掛けるなどの行動を見せた後、突然自分が座っていた座席を噛み始めたという。そして出来た穴をさらに手で広げた後、降車して逃走した。

被害を受けたバス会社から通報を受けた警察は、事件の捜査を開始。防犯カメラの解析から「身長175センチ程度のがっちりした体型」の男とまでは分かったが、事件に関する有力な情報がなく、未だ犯人の特定には至っていない。そこで警察は、先日になって防犯カメラが捉えた男の写真を公開。バスの車内で起きた今回の事件が明るみになり、一部英メディアの間で“変わった男”として紹介され話題を呼んでいる。

バス会社の話では、男が噛み切った座席の一部を飲み込んだり吐き出したりしたかは「不明」とのこと。しかし写真では男がコーラを片手に持っている点から、「男は車内で座席を噛み、炭酸飲料と一緒に飲み込んだ」(デイリー・メール紙より)と、すっかり“食べた”ように報じるメディアもある。

座席を壊されたバス会社の被害額は「200ポンド(約2万5,000円)程度」と大きくはないが、あまり例を見ない事件だけに、困惑している様子だ。

今回の写真公開で、警察は犯人に結びつく情報の提供を市民に呼び掛けている。防犯カメラの写真では多くが空席となっているが、少なくとも男の後ろに1人か2人ほど座っていることから、こうした乗客や男の顔を知る近隣住民などからの声に期待しているという。

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