“病に効く”とフナの生食40年、勧められた夫は「食べたくない」。

2012/07/22 12:40 Written by Narinari.com編集部

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世界にはさまざまな民間療法が存在しているが、中国ではフナを生で40年間食べ続けている女性がいることがわかり、話題を呼んでいる。昔からさまざまな病に悩まされてきたというこの女性は、「生魚は病に効く」と知人に教えられたことをきっかけに、フナの生食を始めたそうだ。

中国紙華西都市報などによると、この女性は四川省内江市市中区朝陽鎮強安村で暮らす70代の何淑芬さん。何さんはこれまでリウマチ性心臓病、糖尿病、胃病など、さまざまな病に悩まされる辛い日々を送ってきたが、家に十分なお金がなかったこともあり、治療という治療は受けられなかった。そんな苦しい最中に出会ったのが「生魚は心臓病に効く」という民間療法。何さんは30代のとき、知人からこの民間療法を教えてもらったという。そこで藁にもすがる思いで、入手しやすいフナの生食を開始。以来、40年近くにわたり、フナの生食を続けてきた。

何さんはフナに白砂糖を加え、小骨や内臓と一緒に食べているそうだが、これを始めてからというもの、徐々に病状が改善されてきたとのこと。本当にこの民間療法の影響で病状が改善されたのかどうか、科学的な根拠はないが、何さん自身は「フナの生食のおかげ」と信じており、今後も食べ続ける意向を示している。ちなみに、何さんは夫にもフナを食べるよう勧めたが、においが強烈なため「食べたくない」と拒まれたそうだ。

“フナの生食療法”について見解を求められたある医師は「生のフナを食べると、リウマチ性心臓病が良くなるなど、一度も聞いたことはありません。生魚には寄生虫も多く、こうした民間療法を試す前には必ず医師や専門家に意見を求めるべき」とし、その効果にはいたって懐疑的。普通の人は絶対に真似しないようクギを刺している。

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