インテルの“赤”にファン抗議、「歴史と伝統への侮辱」と不買運動も。

2012/07/19 11:19 Written by Narinari.com編集部

このエントリーをはてなブックマークに追加


日本代表DFの長友佑都選手が所属しているセリエAのインテルは7月5日、新ユニフォーム(ホーム&アウェイ)を公開したが、現在、そのアウェイ用ユニフォームのカラーを巡り、ちょっとした騒動が起きている。青×黒ストライプが象徴の同チームのサポーターは、ライバルのACミランのカラーとされている赤を基調としたデザインに我慢がならないようだ。

米Yahoo!スポーツなどによると、新しいアウェイ用ユニフォームに抗議しているのは、インテルのサポーター集団“ザ・クルヴァ・ノルド”(クルヴァ・ノルドはサン・シーロスタジアム北側のゴール裏スタンドのことで、インテルサポーター専用の観客席を指す)。彼らは「赤は別チームのカラーで、インテルの歴史と伝統に対する侮辱。吐き気をもよおすユニフォーム」と主張し、ユニフォームの不買運動を推奨するとともに、マッシモ・モラッティ会長に公開状を送った。

インテルの新しいアウェイ用ユニフォームはミラノの紋章にある「赤い十字架」をモチーフにしており、上から下まで赤一色。赤にはインテルのチームとそのサポーターが持つ、情熱やガッツなどの意味が込められているとのことだが、熱烈なサポーターからすれば“赤=ACミラン”というイメージがどうしてもつきまとうようだ。また、インテルがユニフォームに赤を採用するのは2007/08シーズン以来だが、そのときは白を基調に赤い十字架をあしらったデザインで、今回のように“赤一色”でなかった。

なお、今回の一件に関しては、日本の一部サポーターからも「ミランとかぶる」「赤はないだろ」などと反対意見が出ている。現在はモラッティ会長からの返答待ちで、インテルがこのまま“赤一色”のユユニフォームを採用するかどうかは今のところ未定だが、昨季フラストレーションの溜まる思いをさせられたサポーターからすれば「ユニフォームぐらいインテルらしくしてくれ」というのが本音なのかもしれない。

TOPへ戻る
このエントリーをはてなブックマークに追加

Copyright © Narinari.com. All rights reserved.