中国“ビキニ洗車”社長夜逃げ、オープン時に話題呼ぶも1年持たず。

2012/07/16 09:22 Written by Narinari.com編集部

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昨年、中国で話題を集めた“高級洗車サロン”の社長が夜逃げしていることが発覚した。現在2店舗あるお店はすでにもぬけの殻で、債権者からは不安の声が漏れているという。

中国メディア廈門網などによると、今回夜逃げしたのは、昨年10月22日に中国福建省アモイ市湖里区にオープンした、休憩所やワインバーなどを併設した“高級洗車サロン”「モカ」の社長。「会員資格は40万元(約500万円)以上の高級車の保持者」「ビキニ美女による洗車サービス」などの触れ込みでメディアの関心を引くとともに、ネットユーザーからも“ビキニ洗車”やその会員資格に対する賛否両論が噴出するなど、良くも悪くも注目を集めてきた。

しかし、オープンから1年も経たない7月11日、店に突然「以降の予約は受け付けません」との貼り紙。従業員の話では、同店は3日前からすでに停電・断水しており、正常に営業ができない状態が続いていたそうで、従業員への給料もここ2か月支払われていなかった。

また、「モカ」では会員向けに価格5,800元〜99,000元(約72,000円〜124万円)のプリペイドカードを販売してきたため、多額の債権を抱えている。現時点では社長の行方がわからないことから、債権者である会員や従業員が店に押し掛け、設備品のパソコンやエアコンなどを勝手に持ち帰ったりしている状況だ。

今回の一件に専門家は「『モカ』の収入源は大半が洗車代。もともと洗車ショップは洗車だけでは儲けることが難しく、関連商品の販売などの別の収入源がなければ成立しない」とし、同店のそもそもの見通しの甘さが経営破たんを招いたとのコメントを残しているが、一方では「『モカ』の経営は順調だった」との声もあり、社長がプリペイドカード販売で稼いだお金をすべて投資などに回してしまい、「それで失敗して夜逃げしたのではないか」と訝る声も出ているようだ。

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