必死に盗んだ金庫の中は170円、間抜けな泥棒の顛末が中国で話題に。

2012/07/09 10:15 Written by Narinari.com編集部

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先日、中国で郵政儲蓄所に侵入した泥棒が金庫を盗む事件が発生した。この事件、注目されたのは事件そのものではなく、その被害金額。実は金庫にはわずか170円相当のお金しか入っておらず、大した被害もないまま、犯人はあえなく御用となったという。

中国メディア温州熱線などによると、この事件が起きたのは5月1日の明け方のこと。甘国平という男が上海市宝山区富南路にある郵政儲蓄所へ侵入すると、4つの小型金庫を発見した。甘はその場でひとつの金庫をこじ開けるが、あいにく中は空っぽ。続いてふたつ目の金庫をこじ開けにかかるが、現場離脱までのタイムリミットが差し迫っていたこともあり、ひとまず車のトランクに積んで自宅に持ち帰ることにした。

甘が盗んだ小型金庫のサイズは高さ80センチ×横幅35センチ×奥行き35センチ、重さは50キロほどあったそう。彼は期待に胸を膨らませながら、必死の思いで自宅のある6階までシーツにくるんだ金庫を運び込み、すぐにこじ開けにかかった。しかし、扉を開けてみてビックリ。金庫にはわずか13.58元(約170円)のお金しか入っていなかったのだ。

結局、事件発生から約41時間後、甘は逮捕された。調べによると、甘は特にお金に困っていたわけではなく、泥棒をすることで興奮を覚える“快楽泥棒”だったという。自身の快楽を満たすため、前もって念入りな現場視察を行うとともに、侵入後は監視カメラを破壊。記録テープも処分するなど、完全犯罪とするべく手間と時間を惜しまず周到な準備をしていたが、儲蓄所のそばに甘の気付かなかった監視カメラがあり、その映像が決め手となって逮捕されたとのことだ。

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