気づかず使用済み浣腸誤販売、箱に細工施し返品繰り返す男現れる。

2012/07/06 15:46 Written by Narinari.com編集部

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米国で先日、購入した浣腸を使用後に、わざわざ箱を未開封のように細工して返品する男が現れた。男の行動は3か月間にわたって繰り返し行われ、細工に気付けなかったドラッグストアは返品された浣腸を再び販売。判明しているだけで、男が返品したうちの12箱が別の客へ売られたという。

米ラジオ局WOKVや米放送局NBC系列WGRZによると、使用済みの浣腸を売ってしまっていたのは、フロリダ州ジャクソンビルにあるドラッグストアチェーン店。今年3月からこの店で6本入り浣腸を購入するようになった男は、4月から繰り返し返品を行うようになった。店の確認では、返品された浣腸の箱に開封された形跡はなし。そのため、再び棚へ戻して別の客に販売していた。

そして6月5日、またしても返品に現れた男に、対応した従業員がついに「おかしい」と不信感を抱いたそう。そこで、従業員が返品された浣腸の箱を開けてみたところ、中身の浣腸はすぐに使用済みとわかる状態で、未開封に見えた箱は閉じ直されていたものだった。その後、棚に並んでいた3箱も確認してみると、それらも男から返品されたものだったようで、いずれも中身に使用された形跡が認められたという。

ところが、店は即座に対応せずに問題を放置。すると1週間後の6月12日、男は前日に購入した浣腸を再び返品しに現れた。既に男の仕掛けに気付いていた店側は、さすがにこの時になって「返品を受け付けられない」と断ると、店の幹部へ報告。車のナンバーや使用されたクレジットカード番号が証拠となり、6月14日に男は警察に逮捕された。

押収された浣腸はフロリダ保健省によって検査が行われ、一部から「便の形跡」が見つけられたとのこと。この事態を受けて店側では、男が返品した浣腸が棚に並んでいたと思われる4月10日から6月12日までに購入した21人に対し、店に掲示した注意文書やメディアの協力を得て返品を呼び掛けている。現時点で「半分以上と連絡がついた」としているが、すでに使用していたら気持ち悪さだけでなく、健康面にも不安を感じさせるだけに、男の行動は問題外にしても、店側の対応にも非があることは否めない。さまざまな客がいるとはいえ、店側は利用者に安全な商品を提供する管理方法を改めて検討する必要がありそうだ。

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