キリンビバレッジは7月3日、4月に発売した“特保コーラ”こと「キリンメッツコーラ」が好調なことを受け、年間販売目標を当初の100万ケースから、6倍の600万ケースに上方修正すると発表した。

「キリン メッツ コーラ」は、食事の際に脂肪の吸収を抑えるという、史上初の“特定保健用食品”コーラ系飲料。食後中性脂肪の上昇をゆるやかにする食物繊維「難消化性デキストリン」を配合したほか、糖類ゼロでありながら飲み応えのある味わいを実現し、さらに強めの炭酸にすることで、刺激と爽快感を味わえるコーラ系飲料に仕上げている。

この“特保コーラ”は登場直後から大きな話題を呼び、発売からわずか2日間で年間販売目標100万ケースの5割を突破。さらに2か月で200万ケースを突破するなど、その勢いは衰えを見せていない。

こうした好調の理由を、同社は調査の結果などをもとに、「30代以上の大人層、男性だけでなく女性による飲用率も高い」「『食事の際に脂肪の吸収を抑える』という商品特長が、『脂っこい食事をとる時』の飲用シーンに合うと評価されている」「想定していた味覚よりも『コーラとしてのおいしさ』について高い評価を受けている」と分析している。