バンダイは、0歳から12歳の子どもを持つ保護者を対象にした「子どもの好きなキャラクター」に関する調査結果を発表した。1位に輝いたのは「アンパンマン」で、同調査では2002年の調査以来11年連続の1位に。改めてその“不動の人気”ぶりを示す結果となっている。

この調査は男の子の保護者1,000人、女の子の保護者1,000人の計2,000人（子どもの年齢は0〜2歳、3〜5歳、6〜8歳、9〜12歳の男女、それぞれ250人ずつ）を対象に行われたもの。

質問はストレートに「お子様の好きなキャラクターは何ですか？」で、総合トップは「それいけ！アンパンマン」だった。この圧倒的支持の背景には、キャラクター性や明るいストーリーなどはもちろんのこと、「アンパンマンのように将来は強くて思いやりのある心をもつようになってほしいです」（0歳男児の母親）というコメントにもあるように、ストーリーに子どもの教育の一助となる側面があり、道徳観などが培われるため、保護者にも人気のキャラクターであると推測される。

総合2位には「プリキュアシリーズ」がランクイン。女の子の順位では「それいけ！アンパンマン」を抜いてトップとなった。特に3歳から5歳、6歳から8歳では断トツの1位で、プリキュアのヒロインたちの友情に共感すると共に、変身後のコスチュームで戦う姿に可愛らしさと憧れを感じているのではないかと推測できる。

また、「大きくなったらプリキュアになるんだと張り切っていて、紙の手作りスマイルパクトでテレビの前で一緒に変身しています」（5歳女児の母親）、「ピンク色の髪の毛、可愛らしい笑顔、『ウルトラハッピー！』という口癖にはまっているようです」（4歳女児の母親）、「番組のエンディングでプリキュアたちがダンスをしているのを見るのが好きで、よくテレビの前で真似して踊っています」（6歳女児の母親）などのコメントが寄せられた。

総合3位には、ここ数年来、常に上位にいる「仮面ライダーシリーズ」が順位を上げてランクイン。年代別に見ると男女の好みが変わるのは3歳から始まるようで、「仮面ライダーシリーズ」は男の子の3歳から5歳の集計結果で第1位という結果になった。「フォーゼのベルトは、スイッチの数がたくさんあり、遊びがいがあって、主人まで喜んで楽しんでいます」（3歳男児の母親）などのコメントから、正義の味方のシンボルである変身ベルトに憧れ、変身願望が強いことがうかがえるほか、「仮面ライダーシリーズのフィギィアが好きです。親の影響で昭和のライダーシリーズが好きです」（2歳男児の母親）と、親子2世代で親しまれているキャラクターとも推測できそうだ。


☆子どもの好きなキャラクター2012（男女総合）

1位「それいけ！アンパンマン」
2位「プリキュアシリーズ」
3位「仮面ライダーシリーズ」
4位「ポケットモンスター」
5位「ワンピース」

☆過去5年の総合順位（左から1位→5位）

2007年 アンパンマン／ポケモン／プリキュア／ドラえもん／たまごっち
2008年 アンパンマン／ポケモン／プリキュア／ドラえもん／トーマス
2009年 アンパンマン／ポケモン／プリキュア／スーパー戦隊／リロ＆スティッチ
2010年 アンパンマン／プリキュア／ポケモン／仮面ライダー／ドラえもん
2011年 アンパンマン／ポケモン／プリキュア／仮面ライダー／ワンピース