1日に2度の結婚式挙げた夫婦、ミスで新婦の誓いの言葉忘れやり直し。

2012/06/28 16:24 Written by Narinari.com編集部

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もし結婚式を「2度挙げた」と言われたら、普通は誰もが再婚したと思うはず。ところが英国のある新婚カップルは、たった1日で2回の式を挙げる珍しい経験をした。決して本人たちが1日のうちに1度別れ、もう一度くっ付いたという訳ではない。実は無事済ませたはずの式が、立会人のミスが原因で「法的拘束力がない」とわかり、進行を取り仕切っていたホテル側から2度目の式をお願いされたという。

英紙サンやデイリー・メールなどによると、珍しい経験をするハメになったのは英南西部カーディフで暮らす、共に25歳のケリー・スウィートマンさんとネイサン・リースさん。2年前にFacebook上で知り合った2人は、その後順調に愛を育んで結婚する運びとなり、先日、海辺での式を行ってくれるキプロスのホテルを利用した。

めでたく結ばれる日を迎えた2人。招待した親しい参列者たちも見守る中、幸せいっぱいの2人は立会人の進行に従い、順調に結婚式を進めたはずだった。ところが途中、そこにいた全員が首を傾げる事態が起きてしまう。新郎スウィートマンさんが誓いの言葉を述べた後、指輪を新婦の指にはめさせた立会人は、2人が夫婦になったことを宣言すると、最後に書類へ署名をさせて式を終わらせた。このとき、リースさんは「私の誓いはないの?」と思ったそうだが、とりあえず何も口を出さず、素直に従ったそうだ。

ところが、進行に疑問を抱いていたのはリースさんだけではなかった。参列者たちも全員が新婦の誓いの言葉がないのを不思議に思い、「お互い顔を見合わせていた」とのこと。そして新郎新婦と参列者たちがホテル内の会場へと移り、パーティーを始めたところでよもやの事態が起きた。

参列者たちが口々にしていた疑問の声を伝え聞いたホテル側が、ようやく式の進行ミスを把握。式を取り仕切っていたプランナーが、2人に対し「立会人が新婦に誓いの言葉を言わせ忘れた」と説明すると、挙げた式が「法的に無効になる」として2度目の結婚式をお願いしてきたそうだ。

こうして片付けられた式場は急遽再び用意され、最初の結婚式から1時間後、2人はまさかの2度目の式を挙げるハメに。ホテルからの呼び出しで戻って来た立会人は恐縮し、お詫びの意味を込めて「参列者全員分の飲み物を買ってきた」という。

ただ、そんなアクシデントも2人は「2度も結婚式ができた」と良き思い出と捉えているのが幸い。「できることなら毎日結婚式を挙げたいよ」と話すスウィートマンさんは、すっかり楽しんだ様子だ。この新婚夫婦にとっては、決して忘れられない出来事が夫婦としての最初の思い出となり、結果的には良かったのかもしれない。

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