献血お礼に“偽オレオ”で物議、「善意を踏みにじる」と怒りの声も。

2012/06/19 09:40 Written by Narinari.com編集部

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献血をすると“お礼”として飲食物などが用意されることがあるが、中国ではこのほど、ある献血会場で提供されたお菓子が「ひどい」と話題を呼んでいる。と言うのも、それは有名なお菓子のニセモノだったからだ。

この一件は、中国のネットユーザーが微博(中国版ツイッター)に投稿したことで判明したもの。中国メディア大河網などによると、数日前、張さんという男性が河南赤十字血液センターで献血をしたところ、“お礼”として牛乳とクッキーのオレオを係りの人からもらったそうだ。

しかし、張さんが家に帰り、そのオレオを食べようとしたときに、何かが違うことに気が付いた。パッケージをよくよく見ると、そこには中国語のオレオを意味する「奥利奥」ではなく、一文字違う「奥利粤」と記されていたのだ。この「奥利粤」のパッケージは本物とそっくりなデザインを採用しており、パッと見ただけでは本物と錯覚してしまうほど。きちんとした形で献血をしたのに、ニセモノの「奥利粤」を渡されたことに釈然としない張さんに代わり、妻が微博に怒りの書き込みをすることにした。

張さんの妻は「献血は物品を欲しいからやっているわけではない。でもだからってニセモノをよこすなんて」と激怒。ネットユーザーからも「今後は献血会場で提供される食べ物はきちんと確認しなければ」「人の善意を何だと思っているのだ」「もう二度と献血なんてしない」など、反発の声が多くあがった。

メディアから取材を受けた河南赤十字血液センターの関係者は「このお菓子は確かに私どもが配布したものです」と提供したことは認めたものの、「信頼できるメーカーの製品で、品質上の問題はありません」と返答したという。ただ、騒動の拡大を受け、現在はすでに配布を停止したとのことだ。

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