6歳がお菓子屋さん3店舗経営、仕入れやサービスはすべて自ら決定。

2012/06/18 14:38 Written by Narinari.com編集部

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英ウェールズ地方で事業を展開している「モリーズ」という名のお菓子屋さんが、いま、注目を集めている。実はこのお店、経営者の1人はモリー・プライスちゃんというまだ6歳の女の子。母親の協力を得ながらも、重要なことはすべて自分で決めている彼女の店は順調に業績を伸ばしているようで、このほど3店舗目をオープンさせたそうだ。

英紙シュロップシャー・スターやサンなどによると、英国南西部の街ウェルシュプールで暮らすモリーちゃんは、自分もお菓子が大好きな小学生。お菓子屋さんにもよく通っていたという彼女は、ある日、店に並ぶ商品と「欲しいモノにギャップを感じた」という。そこで自分がお菓子屋さんになろうと決意した彼女は、母ベッキーさんを“共同経営者”にして、「モリーズ」を開店させた。

“親との共同経営”と聞けば、実質的には親の事業で、モリーちゃんは名前だけなのでは……との疑問もわいてくるところだが、実際のところは、「モリーズ」で商売に関する決定権を握っているのは本当に娘のモリーちゃんだ。その理由を、ベッキーさんは「店を作ろうと考えたのはモリーだったから」と話している。

そんな母から「いつもあなたには素晴らしいアイデアがある」と、全面的なサポートを受けて商売に励む彼女。土曜日には自ら店に立って働くほか、毎週日曜日は朝5時に起きてバーミンガムの卸売業者に出向き、仕入れを行っているそうだ。

自身もまだ6歳とあって「ほかの子たちが何を好むのかはよく分かる」と、仕入れには自信がある様子。学校の友だちにも相談するなど、しっかり買ってもらえそうな商品を考えながら「慎重に」選んでいる。さらに、店で売る価格も決める彼女は、時に母に対して「利益を上げるための堅実なアドバイス」を与えるというから、相当な商才の持ち主なのだろう。最近は気温が低いときに、アイスクリームを値下げする新サービスを始めたが、こうしたアイデアも含め、店の方向性はすべてモリーちゃんが決めているという。

そんな彼女の店「モリーズ」は、ウェルシュプールとニュータウンでの2店舗に加え、このほどシュルーズベリーのショッピングセンター内に3店舗目をオープン。6歳の女の子が経営する店が順調な事業展開を見せているとあって、今回の新店舗開店は英国でも大きな話題になっているようだ。

ベッキーさんによれば、学生としての本分より「明らかにビジネスキャリアのほうを好んでいる」というモリーちゃん。彼女は今後さらに「店を広げようと計画している」といい、店の経営が「彼女にとっては素晴らしい学習経験」と後押しする母と仲良く頑張っていれば、その店舗拡大計画も決して難しい見通しではなさそうだ。

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