いよいよ6月14日から香港・韓国を皮切りに、海外での公開が始まる映画「貞子3D」。先日、韓国ではチマチョゴリ姿の貞子がソウル市内に大量発生し、繁華街や電車内、プロ野球のスタジアムなど、いろいろなところに出現して話題を呼んだが、香港では12日、MCL JP Cinemaにて香港プレミア試写会が行われた。

会場中が「貞子3D」一色に染まる中、レッドカーペットには、香港の有名セレブも多数来場。日本からは英勉監督と貞子が駆け付けた会場では、真っ暗な中に突然貞子が現れ、かけずりまわり、さらには大暴れするといった登場で観客やセレブたちを驚かせた。

ただ、セレブたちは貞子を見ると写真撮影を喜んで行うなど、日本のホラーキャラクターを楽しんでいたようだ。

そして、英勉監督の翻訳を介して香港のマスコミからのインタビューに答えた貞子は、「初めての香港に何をしに来たのですか？」という質問に、「飲茶と井戸が狭いので高級マンションを買いに」と回答。英勉監督も「続編の制作については？」との質問に「それはウォン・カーウァイ監督が撮ることに決まっています。嘘です」と冗談を交えて笑いを誘った。

香港では35スクリーン、韓国では200スクリーン以上での公開となる「貞子3D」。6月14日、いよいよ海外でも貞子が増殖を開始する。