TDSの事故受け再発防止策発表、「レイジングスピリッツ」再開日は後日。

2012/06/04 18:06 Written by Narinari.com編集部

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オリエンタルランドは6月4日、東京ディズニーシーのアトラクション「レイジングスピリッツ」で起きた事故の再発防止策などを発表した。

この事故は5月28日16時08分ごろ、コースター型アトラクション「レイジングスピリッツ」の安全バーが上がった状態のまま発進し、危険を感じた乗客の男性が降りようとしたところ、右足に軽傷を負ったというもの。東京ディズニーランド、および東京ディズニーシーのアトラクションの事故でけが人が出たのは初めてのケースとなった。

事故を受けて行われた調査により、乗客が降りようとしてけがをしたのは「一時停止した乗り物が出発したこと」にあるとした上で、原因は「安全バーの仕組みに関する教育が徹底できていなかったため、状況を誤って認識したこと」と結論。再発防止策として、事故の原因である安全バーに関する知識不足の解消を中心とした「安全教育」を実施すると共に、ゲストの安全バーが上がったまま出発することを防止するための手順変更など、「マニュアルの見直し」を行うという。

なお、今回の事故を受け、役員の報酬返上を決定。代表取締役(会長、社長、副社長) は月額報酬の30%(1か月)、専務・常務取締役は月額報酬の20%(1か月)、取締役・執行役員は月額報酬の10%(1か月)をそれぞれ減額する。

また、現在休止中の「レイジングスピリッツ」の再開については、「安全教育やマニュアルの変更を行い、十分な安全性が確認」された上で行うとし、具体的な再開日は後日、確定次第発表するとのことだ。

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