中国で話題の着脱式“妊婦腹”、大手ECサイトに充実のラインアップ。

2012/05/29 10:42 Written by Narinari.com編集部

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ネットには多種多様なものが売られているが、中には特定の人以外には用途がイマイチわからない商品も少なくない。中国のネットでは最近、妊婦になることができる装着式の“妊婦腹”が注目を集めている。その用途でパッと思い浮かぶのは、来たるべき出産に備えた妊婦疑似体験の類いだが、中国のこの“妊婦腹”はそうした目的とは全く異なる使われ方をしているそうだ。

中国メディア大洋網などによると、この“妊婦腹”なる商品は、中国の各ECサイトで販売されており、中でも中国最大のECサイト・タオバオ網には無数の“妊婦腹”が出品されている。“妊婦腹”の価格は400元(約5,000円)程度〜数千元と幅広く、装着方法(腹部に巻くか肩にかけるか)や材質(ほとんどはシリコンゲル製)、色などによって価格が異なるようだ。

また、購入者がリアルな妊婦を演じられるように、“妊婦腹”には妊娠期間によって大きさや重さが異なるものが用意されている。一般的にサイズは大・中・小の3種類に分けられており、「小」は妊娠2か月〜5か月で重さ約1キログラム、「中」は妊娠5か月〜8か月で約1.5キログラム、「大」は妊娠8か月〜10か月で約2〜2.5キログラムといった具合。店舗によっては“双子バージョン”も取り扱うというから、ラインアップは充実している。

そんな“妊婦腹”の用途だが、ストレートにいたずら目的で購入し、人を笑わせたり驚かせたりするというパターンや、公共交通機関などで座席を譲ってもらう、会社のリストラ要員にリストアップされることを避けるといった使い道があるようだ。某企業の人事部社員の話によると、昨年、“妊婦腹”を用いてリストラ回避を画策した女性社員が実際に現れ、その女性は同僚の密告によりあえなく解雇されたというケースがあったそう。

また、実際にそのような使われ方をしているかどうかは定かではないが、ネットでは妊婦のフリをして「私、子どもができたの…」と男性に迫り、金をむしり取るために使うものではないかといった声もある。

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