大阪は“焼肉仕切り屋”多い? 焼肉とコミュニケーションに関する調査。

2012/04/24 07:01 Written by Narinari.com編集部

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最近は“一人焼肉”も珍しくなくなってきたとはいえ、やはり複数人で卓を囲み、わいわい言いながら焼いて食べるのが楽しい焼肉。そんな焼肉についてエバラ食品工業は成人男女を対象に「焼肉とコミュニケーションに関する意識調査」を実施した。

この調査は全国8都市(札幌・仙台・東京・名古屋・大阪・広島・高松・福岡)在住の20〜50代の男女、計1,664人を対象に行われたもの。まず、「家族や友人など身の回りの人たちとコミュニケーションを楽しむ際に食べたいと思うメニュー」についてたずねたところ、トップは「焼肉」(76.9%)で、以下「鍋料理」(66.6%)、「お好み焼き」(60.0%)、「手巻き寿司」(56.2%)、「すき焼き」(46.8%)と続いた。「焼肉」を選んだ回答者は、世代別では20代前半(84.0%)、都市別では札幌(83.2%)が最も高い割合を示している。

次に、焼肉について「どのような効能・効果があると思いますか?」と質問。すると、上から「楽しい気持ちになれる」(59.5%)、「スタミナがつく」(53.1%)、「元気になれる」(52.3%)、「にぎやかになれる」(40.0%)、「笑顔になれる」(35.8%)の順となった。多くの人にとって焼肉は、肉体的に活力を与えてくれるだけでなく、精神的にも楽しい気持ちにさせてくれるメニューとして支持されているようだ。

続けて普段焼肉を食べる際に誰と食べるのか、相手についてたずねた。その結果、「家族(全員)」(68.1%)がダントツのトップとなり、以下「同性の友人」(26.0%)、「家族(一部)」(23.9%)、「仕事の同僚」(12.5%)、「恋人」(11.7%)の順に。ただし、世代別で見ると20代前半の若者は、全世代のなかで唯一「同性の友人」(62.3%)を選んだ回答者が「家族(全員)」(58.6%)を上回る結果となっている。また、30代前半の回答者は、全世代の中で「仕事の先輩・上司」(13.3%)、「仕事の同僚」(17.9%)など、仕事関係者を選んだ割合が最も高い傾向となった。

昨年はユッケ事件や放射能問題など、牛肉の安全性を問われる場面が多々あったが、この調査では「今後、焼肉をする際に、牛肉を食べる頻度はどうなると思いますか?」とも聞いている。この質問には、14.5%が「増える」、76.4%が「変わらない」、9.0%が「減る」と回答した。

さらに、自宅で焼肉をする際に用意する食材(肉類)についてたずねたところ、トップ3は「牛カルビ」(84.3%)、「牛ロース」(59.1%)、「ハム・ソーセージ」(47.0%)となったが、これには都市別で大きな傾向の違いがあるようだ。例えば札幌では「羊ラム」が「牛カルビ」に次いで2位。同様に仙台は「牛タン」を選んだ回答者が他都市に比べて高い傾向にあったが、それを上回り、全都市のなかでもっとも「牛タン」のポイントが高かった都市は名古屋だった。そのほかにも「牛ハラミ」の支持率が高い大阪・高松、「豚ロース」の東京・広島、「牛モツ」人気の福岡など、“ご当地焼肉事情”がある実態が浮き彫りとなっている。

最後に、焼肉をする際の自分自身の行動や役割に近いものを、以下の3つから選択してもらった。

1.野菜や肉を焼き、取り分けてあげたい「仕切り屋タイプ」
2.野菜や肉は自分で焼きたい「自己流タイプ」
3.野菜や肉を焼いてもらい、取り分けてもらいたい「おまかせタイプ」

その結果、全体としては「自己流タイプ」を選んだ回答者が最も多い42.4%で、「おまかせタイプ」は31.2%、「仕切り屋タイプ」は26.4%。年齢が若くなればなるほど「おまかせタイプ」のポイントが上昇する傾向にあり、20代前半は「おまかせタイプ」が「自己流タイプ」を上回る結果となっている。反対に、「仕切り屋タイプ」は、お父さん・お母さん世代である40代後半で最も高い傾向にあり、「自己流タイプ」は50代後半で最も高い。

都市別の傾向を見てみると、8都市のなかで「仕切り屋タイプ」と回答した割合が一番高かったのは大阪だった。そして「自己流タイプ」は札幌、「おまかせタイプ」は高松がそれぞれ最も高い結果となっている。

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