ふた折ってタレ出す納豆好調、業界初“革命的容器”の販売拡大。

2012/04/14 05:39 Written by Narinari.com編集部

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今年1月に、ミツカンが西日本地区(東海・北陸・京阪神・中国・四国・九州)で発売した「金のつぶ パキッ!とたれ とろっ豆 3P」(165円/税込み)が好調だ。この納豆、ふたの部分にたれが仕込まれており、“ふたを折ってたれをかける”という画期的なパッケージを採用した商品なのだが、3月10日から投入を開始した東海・北陸地区に続き、4月16日からはいよいよ東北・関東・甲信越での販売がスタートする。

「パキッ!とたれ」は同社が納豆業界初の“容器革命”と豪語するパッケージが特長の納豆。ふたを切り離し、パキッ!とまん中で折るだけの簡単ステップで、すぐに納豆が食べられる。納豆を覆うフィルムを外したり、添付のたれ袋を開けたりする煩わしさもない。

ちなみに、通常の納豆のパッケージにフィルムがあるのは乾燥を防ぐため。納豆は菌が生きているので完全に密封してしまうと発酵が進まず、かといって空気に触れすぎると乾燥を早めてしまうことから、パッケージと中身の間にフィルムを挟んでいる。今回の「パキッ!とたれ」はふたの中心をへこますことで割りやすくすると共に、乾燥防止の役目も果たすパッケージを開発。このような形状をとることで納豆を覆うフィルム無しでも、容器内の乾燥を最適にコントロールすることができるようになった。

先行発売している西日本地区の消費者からは、「便利で良い!」「(納豆を覆う)フィルムをはがす手間がなくていいですね」「混ぜやすくなりました」「ふたを割ると、たれが出てくるというアイデアがいいですね」などの声が寄せられているそう。また、「金のつぶ とろっ豆 3P」との比較で2月の月間前年比で約300%と、販売も好調に推移している。

そのため、販売エリアを3月の東海・北陸地区に続き、このたび東北・関東・甲信越地区にも拡大。これに伴い、商品の安定供給を目指して群馬県館林市で納豆を製造しているミツカンフレシア館林工場敷地内に第2工場を増設した。なお、この増設で館林工場はミツカングループにおける全国最大級の納豆生産物流拠点となり、今後のミツカングループの事業展開における重要な役割を担うことになるそうだ。

販売拡大に合わせ、5月中旬(予定)からは東北・関東・甲信越エリアでもテレビCMを放映。これにより、「新たなユーザーの獲得と納豆市場の更なる活性化及び金のつぶシリーズの強化を図ってまいります」とのことだ。

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