スマホ使い過ぎて指曲がらず、最高1日6時間のゲームで激痛走る。

2012/04/09 12:24 Written by Narinari.com編集部

このエントリーをはてなブックマークに追加


今や携帯電話の代表的モデルとなりつつあるスマートフォン。多種多様な機能でいろいろと楽しめるだけに、場所に関係なく、頻繁に何かしら操作しているという人も少なくないだろう。しかし、面白いからといってスマホを触り続けていると、場合によっては指に異常をきたす可能性もあるようだから、注意したほうが良いかもしれない。台湾のある男性はスマホでゲームを遊び過ぎた結果、突然人差し指に激痛が走り、曲がらなくなる症状が現れたという。

中国メディア新民網などによると、この男性は長い時で「1日最高6時間」、スマホで毎日ゲームを楽しんでいたとのこと。長時間スマホを触る生活を送る人は、世の中にはほかにもたくさんいそうだが、彼の場合は必要以上に指へ衝撃を与え続けたのが良くなかったようだ。男性は、ある日突然人差し指が「曲げようとすると激痛が走る」ようになり、思うように指が使えなくなったため、病院へと駆け込んだ。

その結果、医師はタッチパネルの叩き過ぎによる指関節炎と診断。男性はスマホのゲームで人差し指を酷使してるうちに関節内の軟骨が極度に摩耗してしまい、骨と骨がぶつかって激痛が走る状態となったそうだ。この報道を受けて、男性の症状を解説した中国のある外科医は、指の軟骨組織が「約1〜2ミリ」と薄いため、長期間にわたって指に無理な負荷を掛ければ「誰でも台湾の男性のようになり得る」と警告する。

こうなった場合、人工関節を埋めて改善させる方法も外科医は紹介しているが、手術が必要となるだけに「費用は安くない」のがネック。そこで、今回の男性のようにスマホで関節炎にならないためにも、この外科医は「指に掛ける圧力を減らす」「無理な曲げ方をしない」「スマホのゲームは30分以内にする」などの注意を促している。もちろんゲーム以外のときでも、タッチパネルに触る際は「ソフトに押すよう心掛ける」ことが大切だそうだ。

ちなみに今回の台湾人男性は「5か月間の物理療法」に取り組んだにも関わらず「症状の改善には至らなかった」とされ、残念ながら未だに不自由な思いを強いられているようだ。

突き指や骨折をした経験のある人なら分かるだろうが、指1本の自由が利かなくなるだけで、途端に当たり前の行動が大変になるもの。この男性の場合も字を書いたり物を持ったりといった行動だけで不便を感じているといい、これに懲りて「もう二度と携帯電話でゲームをしない」と固く誓ったという。

TOPへ戻る
このエントリーをはてなブックマークに追加

Copyright © Narinari.com. All rights reserved.