3A開幕で西岡剛内野手が心境「2軍よりも高校よりもキツイです(笑)」。

2012/04/06 04:53 Written by Narinari.com編集部

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米国2年目のシーズン開幕を、ツインズ傘下の3Aロチェスターで迎える西岡剛内野手が4月5日、公式ブログに2012年初めてのエントリーを更新。現在の心境や3Aの状況などをファンに報告している。

5日付けのエントリー「開幕2012」は、マイナーリーグの開幕日を前に近況をつづったもの。西岡選手は3月19日にマイナー降格を通告され、マイナーキャンプに合流していたが、「メジャーの舞台を夢みて飛び込んだ世界やから、どんな現実が待っていても、絶対に逃げないし、弱音なんか吐いてる暇はないです」と、決して心は折れていないという。

昨年の成績を踏まえ、今年は「キャンプ前から去年とは、また違う厳しいスタートになるなと覚悟していた」こともあり、「マイナーに落とされたとき悔しかったですけど、落胆したりマイナスになることは、なかったです」と、通告を受けた際の心境を振り返っている。

ただ、これまでの野球人生でいろいろな壁にぶつかってきたものの、「毎年その壁の高さがだんだん高くなってる気がします(笑)」とも。現在、プレーをしているマイナーリーグは「過酷と聞いて知ってましたが、経験して過酷と言われる事が身をしみてわかりました。正直、マイナーは、日本の二軍よりも高校よりもキツイです(笑)」と、“大変さ”を痛感しているそうだ。

それでもメジャー再昇格を目指して、「今、俺は正直、悔しい、自分をせめたくなるときもあるけど、真っ正面から、せめる気持ちに向き合って頑張ると決めました」と前を向き、ファンには「敵は他人ではない!自分自身が敵であり最大の味方です。俺は逃げずに頑張るから!」「生きているとみんな悩み事抱えて生きてるんやな!頑張ろうぜ!」とメッセージを贈った。

西岡選手は1984年生まれの27歳。2002年のドラフト1位でロッテに入団後、2005年から俊足巧打の内野手として1軍のレギュラーに定着し、この年の盗塁王(41盗塁)、ベストナイン、ゴールデングラブ賞を獲得した。以降、ロッテの主力選手として活躍を続け、2006年のWBC、2008年の北京五輪にも日本代表として出場。2010年に打率.346、11本塁打、59打点、22盗塁で、首位打者と最多安打(206安打)のタイトルを獲得し、オフにポスティングシステムによりツインズに移籍、3年9億円で契約した。

しかし、1年目の2011年は開幕早々、4月7日のヤンキース戦で左足腓骨を骨折した影響もあり、68試合に出場し、打率.226、0本塁打、19打点、2盗塁という成績。守備面でも失策が多く、投手陣の足を引っ張るシーンが何度も見られたことから、地元紙やファンからは厳しい批判が噴出した。

2年目の今年はキャンプ中の3月19日にマイナー降格。3Aでは打率.400(40打数16安打)、8打点と好調をキープしたままシーズンに突入する。妻はファッションモデルの徳澤直子で、2010年7月に結婚したが、今年2月に一部週刊誌で“離婚協議中”と伝えられた。

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