“社会の窓”から飲料出す容器、腰に巻いて使えば持ち運びもラクチン。

2012/03/28 17:38 Written by Narinari.com編集部

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どこか長時間飲み物を購入できない場所などで重宝する水筒だが、量によっては持ち運びにちょっとした荷物となるのが難点。しかし、そんな問題を解決してくれそうな(?)飲料用ケースが、米国で販売されている。そのケースはベルトで体に巻くポーチのようなスタイルなのだが、装着の仕方によっては周囲から妙な誤解をされる場合もありそうなので、使い方には注意が必要だ。

米国で販売中の「Freedom Flask」は、見た目は半円形をした透明なビニール製ウエストポーチで、丸く大きな注入口と、小さなノズルの2つが配置されている。これを利用すれば、自分が何か飲みたいと感じたとき、いつでもどこでも気軽に飲み物を口にできるという触れ込みだ。

公式サイトによると、この商品を発案したのは米ジョージア大学出身の男性。彼が大学生のとき、フットボール観戦の際に「こっそりビールを持ち込もう」と、ちょうど良い容器を探していたことが、開発のきっかけになった。アルコール持ち込み禁止の場所に、どうやったらうまく持ち込めるか――。それを実現させるため、彼はさまざまな努力を試みたという。ジップロックに入れては「ビールが漏れる」失敗を経験し、セキュリティチェックを通過するために瓶をテープで足に巻き付けてみては毛が抜ける痛みに耐えたりと、涙ぐましい挑戦の連続だったそうだ。

そんな試行錯誤を繰り返し、さまざまな欠点を解消しようと考え抜いて完成したのが「Freedom Flask」だ。YouTubeにはプロモーション動画「Freedom Flask Demo in 45 seconds」(//www.youtube.com/watch?v=lZ5-M0CmYTs)も公開されており、それを見ると、大きな瓶1本分程度の飲み物なら、余裕で持ち運ぶことができることがわかる。ポーチに飲み物を注いでキャップをしっかり閉めたら、ウエストポーチのように腰に装着すればOKだ。

しかも、この商品のポイントはそれだけではない。装着位置をやや腰の下のほうにして、ケースをズボンの中にしまってしまえば、厳重なボディチェックでも受けない限り、どこでも飲み物を持ち込むことができてしまう。ただ、飲み物を出すノズルの位置がちょうどチャックの場所になるため、事情を知らない人に目撃されようものなら「いきなりおしっこを出して、コップに注いで飲んでる!」と勘違いされる可能性大。使う場所とタイミングは各々気を付ける必要がありそうだ。

飲み物禁止の場所に持ち込む目的で使うのは、当然のことながら絶対にやってはいけないが、ズボンの中にしまうかどうかは別にして、“腰に巻く”アイデア自体は、シチュエーション次第で便利に利用できる可能性も秘めていそう。人を笑わせるのが好きなら、見た目を逆手に取った小道具としても活躍するかもしれない。公式サイト(//www.freedomflask.com/)での販売価格は24.95ドル(約2,100円)、日本への発送(送料別)にも対応しているので、気になる人は取り寄せてみてはいかが?

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