ビール瓶で輝くお洒落ベッド、恋人と飲んだあとに空き瓶活用思いつく。

2012/02/15 13:55 Written by Narinari.com編集部

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ニュージーランドのある男性が、ふとした思い付きから制作した“ビール瓶ベッド”が話題を呼んでいる。土台部分に300本以上の「ハイネケン」の空き瓶を使ったこのベッドは、パッと見は簡素な作りにも見えるが、中にライトを置くと瓶を通して幻想的な緑色の光が漏れ出てくるなどオシャレな家具に大変身。このほど競売サイトに登場するとすぐに話題となり、最終的には3,000ニュージーランドドル(約20万円)で落札された。

ニュージーランド紙ドミニオン・ポストによると、このビール瓶ベッドを作ったのは、ウェリントン在住で大工をしているスティーブ・サンドボスさん。彼は2年前、恋人と一緒にビールを飲みながら、テレビを見て楽しんでいた。そして気が付くと、そこに残されていたのは自分たちが大いに味わった証となる、緑色に輝くいくつもの空き瓶。この光景を目にした彼は空き瓶を「もっと活用しなくては」と思い始めたそうだ。

そこで考えたのが、空き瓶を使ったベッド作り。まず、彼は大量のビール瓶を確保するため家族にも協力を要請し、必要な量の空き瓶を集めるのに1年間の時間を費やした。その間集められた空き瓶はガレージの中でじっくり保管されていたが、時間の経過と共にうす汚れ、多くの瓶が「カビだらけ」に。そのため、ベッドの制作に入る前には1本ずつきれいにするという余計なワンステップも必要となり、その大変さには彼も「うんざりした」という。

それからさらに1年の時間をかけ、彼のアイデアは先日ついに最終工程を終えてようやく完成。ベッドは「ハイネケン・デイ・ベッド」と名付けられ、その名の通りビール瓶に合わせて全体も緑色に統一されている。

縦225センチ×横125センチ×高さ40センチの「ハイネケン・デイ・ベッド」。212本のフルボトルと106本のハーフボトルが主にベッドの足場として使われ、外周を囲むように設置されている。中は空洞なので、ここにランプを置けば瓶を通して緑色に光が足場に灯り、ちょっとしたオシャレな家具になるというわけだ。

そして彼は近く訪れるであろう、恋人との結婚式の資金にしようと、先日ニュージーランドの競売サイト「trade me」にこのベッドを出品した。すると、入札ページにはたくさんの質問が寄せられ、多くのニュージーランド国民がこのビール瓶ベッドに興味を示した様子。結局、2月8日午後7時半の入札締め切りを目前に、彼の最低希望価格2,500ドル(約16万円)を上回る、3,000ドルの値が付き落札となった。希望以上の値段で売れ、彼もさぞ満足かと思いきや、2年間もの時間をかけて完成させただけに、手放す寂しさもちょっぴり感じているようだ。

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