プラスチック食べ続ける18歳、11年間で6万点以上のアイテムが胃に。

2012/02/13 09:56 Written by Narinari.com編集部

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好きな食べ物は“プラスチック”――そんな嗜好を持つ18歳の女性が米国にいる。彼女はペットボトルやCDケースなど、身の回りにあるプラスチック製品を食べ続ける生活を、かれこれ11年間も続けているそうだ。

英紙サンや英紙デイリーメールなどによると、この女性はカリフォルニア州サクラメントに住むカイリンさん。このほど、米ケーブルテレビチャンネルTLCの番組「My Strange Addiction(私の変わった癖)」で取り上げられ、放送に先駆けて英メディアがその癖に注目したことで、大きな話題となったようだ。彼女は11年前にプラスチックを食べ始めて以来、延べ6万点以上のアイテムを胃の中に収めてきたという。

そもそも、彼女はなぜプラスチックが好きなのだろうか。その理由は、味うんぬんではなく噛み応えなどの食感にあるそうだ。番組の予告動画「Plastic Snacks | My Strange Addiction」(//www.youtube.com/watch?v=DKSGHvDpE1U)ではCDケースのようなサイズが大きめなものは、割って細かくしてから口の中に頬張る様子を見せてくれているが、中でもよく口にしているのは、好物だというテレビのリモコンと、職場で手に入る剣の形をしたカクテルピンだそうだ。

テレビのリモコンはこれまでに「12個を食べた」とのこと。また、レストランの従業員として働く彼女にとって、カクテルピンは身近にあってすぐ手に入るプラスチック製品のため、これまで最も多く口に運んできたアイテムだ。「ストレスがない普通の日」で1日15本、これまでに1,000本以上ものカクテルピンを食べたと話している。

普通の人にとっては食べ物ですらないプラスチックだが、8歳から親しんできたカイリンさんにとってプラスチックは「私が欲しいモノ、必要と感じるモノ」なのだそう。ただし、栄養はなく、消化も出来ないプラスチックを口に入れるのは、もちろん体に何らかの影響を及ぼすはず。その点については具体的なことには触れていないが、体に良くないとは理解しているという。

こうした変わった嗜好への欲求が抑えられない人は、何もカイリンさんだけではなくほかにもいるのだから、人間とは実に不思議なもの。ただ、それが本人に悪影響をもたらすのならば、そうなる前に何かきっかけを得て改善できるよう、周りの助けも得ながら治す道筋をぜひ見つけてもらいたいところだ。

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