長谷川潤がパンダに泣く寸前、初ナレーション映画のラストに「グッと」。

2012/02/12 01:17 Written by Narinari.com編集部

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体重わずか51グラムの超未熟児パンダの成長を追ったドキュメンタリー映画「51(ウーイー) 世界で一番小さく生まれたパンダ」の初日舞台挨拶が2月11日、都内のユナイテッド・シネマ豊洲で行われ、ナレーションを務めたモデルの長谷川潤らが登壇した。

同作は2006年、通常の3分の1しかない体重わずか51グラムで生まれたウーイー(中国語でウー=5、イー=1の意)を追い、成都パンダ研究基地で記録された膨大な映像資料と、独自に撮影した映像で紡いだ成長記的なドキュメンタリー。ウーイーの成長と選りすぐりの可愛いコパンダの姿を縦糸、そして明らかにされる自然界の厳しい掟や母と子の切ない絆を横糸に、パンダの世界を感動的に織り上げている。

メガホンを執った塩浜雅之監督は、撮影時の苦労話として「全部のパンダが同じ白黒模様だから、最初は見分けがつかなくて(笑)。でも、撮影しているうちにだんだんとそれぞれの個性やキャラクターが分かるようになっていきました」とのエピソードを披露。そして「パンダそれぞれのキャラクターが本当に個性的でかわいいんです!そこは是非、楽しんで観ていただきたいと思います。ただ、かわいいだけの映画にはしたくないと思っていたので、そこは気を使いました。大人も子どもも、だれが観ても楽しめる映画になっていると思います」と見どころを語った。

この作品で初めてナレーションに挑戦した長谷川は「私でいいの!?と最初は驚きましたが、監督から、慣れていないナチュラルさがいいと言っていただいて。気持ちを込めてお話しをするのは難しかったし、私にはイントネーションの問題もあったので、苦労する点は多かったですが、その分、今は山を登りきったような達成感でいっぱいです」と充実の様子。

お気に入りのシーンを聞かれると「ラストの方…思わず、グッときて泣きそうになってしまったシーンがあるんです。泣きそうな声でナレーションを入れてしまったのですが、そこがそのまま映画にも使われていて(笑)」と紹介し、「このお仕事をして以来、私もいつか母親になったときは…というのをすごく想像するようになりました。母親になるのが楽しみです!自分の子供ができたら、この映画を一緒に観たいですね!」と作品を通じて心境に変化が訪れるなど、長谷川にとって思い入れの強い作品となったようだ。

また、この日の舞台挨拶には同作で題字を書き上げ、NHK大河ドラマ「平清盛」の題字でも注目を集める新進気鋭の書道家・金澤翔子さんも登壇。“絆”の文字を披露した。

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