“伝説の解散ライブ”が日の目、THE STALIN幻のテープを28年ぶり発見。

2012/02/10 14:22 Written by Narinari.com編集部

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1982年のメジャーデビュー盤がオリコン3位を記録し、過激な歌詞とパフォーマンスで日本にパンクをもたらした伝説的バンド“THE STALIN”。そんな彼らのラストライブ(1985年)のマスターテープがこのたび発見され、伝説の解散ライブ完全版が28年ぶりに日の目をみることがわかった。

あまりに過激なライブが評判となり、日本のコンサートホールやライブハウスが使用できない状態に陥っていたTHE STALINは、1985年2月21日、東京・調布の大映撮影スタジオを借り切って解散ライブを開催。この模様は同年「FOR NEVER」というタイトルの2枚組みLPとして発売されたが、アナログレコードの収録時間の関係からか、当日29曲の演奏の中から18曲の収録にとどまっていた。

その後1990年、2001年と数度にわたるCD再発が行われてきたが、未収録部分を収めたマスターテープを紛失していたことにより、完全収録版はほぼ絶望的な状況に。ところが2011年末、関係者の証言をもとにこの幻のマスターテープが遂に発掘され、28年ぶりに伝説の解散ライブ盤がコンプリート、「I was THE STALIN 〜絶賛解散中〜 完全版」として世に出る運びとなった。

3月14日発売の2枚組「I was THE STALIN 〜絶賛解散中〜 完全版」(3,300円/税込み)は、オリジナル未収録音源11曲(未発表7曲)を含め、全曲再トラックダウン&リマスタリングの全29曲を収録。当時のフライヤー・年表などの資料や、吉田豪氏によるライナーノーツも掲載する。“幻”と言われた音が甦るこのアルバムは、注目の一枚となりそうだ。

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