井手綾香の想い届きSPライブ、高校卒業式でのサプライズに生徒も涙。

2012/02/05 06:00 Written by Narinari.com編集部

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宮崎県在住の現役女子高生シンガーソングライター井手綾香が2月4日、自身の高校卒業式を前に、北海道の北見藤女子高等学校の卒業式でスペシャルライブを行った。

井手は昨年3月にメジャーファーストミニアルバム「Portrait」でデビュー。収録曲の「雲の向こう」はエスエス製薬の「ハイチオールCプラス」CMソング(長澤まさみが出演)として413曲の候補の中から選ばれ、発売から半年後には数多くの音楽配信サイトで総合チャートTOP3を記録するなど、現在までロングヒットを続けている。

そんな「雲の向こう」は、昨年のメジャーデビュー決定後に、井手自身がこれから待ち受ける想像のできないことへの不安と期待を胸に、地元宮崎から東京へ向かう飛行機の中で書き下ろした楽曲。飛行機の窓からキラキラ輝く太陽を見て「これから苦労や困難が数多く待ち受けているとは思うけれど、雲を明るく照らすあの太陽のようにキラキラ輝きたい!」と自分自身への応援歌という想いを込めて作られた。

この想いは宮崎から遠く離れた北海道まで届き、井手の曲に共感した北見藤女子高等学校の生徒たちが「私たちも、同じ気持ちで高校を卒業して次の道へ進みたい。もし叶うならば卒業式で歌って欲しい!」と同校の先生に告げたところ、彼女たちの想いを強く感じた先生たちが卒業式での演奏をオファー。井手自身も3月1日に卒業式を控え、宮崎から遠く離れた北海道の同じ高校生にまで自分の歌が届いていることに感動し、すぐに快諾、今回の卒業式スペシャルライブが実現する運びとなった。

そして迎えた4日、井手は最低気温がマイナス20度近い北海道北見の北見芸術文化ホールに到着。式事の後、井手の名前が呼ばれると歓声があがり、スペシャルライブの冒頭を飾った「雲の向こう」では会場の生徒たちが一緒に口ずさむ姿も。続いて井手が中学3年生の卒業式に同級生と共に歌った思い出の楽曲「ありがとう」を、さらに先月リリースした1stシングル「きっと、ずっと」を披露すると、その歌声に会場は涙であふれた。

また、「いつの間にか、演奏しながら私自身の卒業を感じてしまって。こうして同じ気持ちを共有している人たちの前でライブができて、私も高校を卒業して、これから一人の歌手として歩んでいく気持ちがより現実的に感じました」そう語った井手は、自身の高校卒業直後のシングルとして、3月21日に「ヒカリ」をリリースすることも発表。「ヒカリ」は高校生からひとりのアーティストとして踏み出す自分を歌った楽曲で、「ヒカリの種を撒いて輝く花を咲かせよう」という前向きな気持ちが込められている。

なお、「ヒカリ」は綾瀬はるかほか出演のP&Gパンテーンの2012春TVCMイメージソングに採用され、2月末より全国で放送がスタート。カップリングの「風をつかまえて」も代々木ゼミナールの2012CMソングとして2月末より各地で放送される。

井手は1993年生まれの18歳。全校生徒18人の小さな中学校を卒業し、現在は宮崎市にある高校に通う現役女子高生シンガーソングライターで、iTunesでは2011年を代表するアーティストのひとりとして「iTunes Rewind 2011」ブレークスルーアルバム賞を受賞した。また、1月発売の1stシングル「きっと、ずっと」は現在放送中のNHKドラマ「タイトロープの女」の主題歌に起用されている。

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