カーナビが突如盗撮映像受信、画面にホテル客室が映りドライバー驚く。

2012/01/15 02:07 Written by Narinari.com編集部

このエントリーをはてなブックマークに追加


中国で昨年、走行している車のカーナビに突如ホテルの客室を映した映像が流れ、ドライバーを驚愕させるという出来事があった。現在、ことの詳細はまだ調査中とのことだが、関係者は不正に設置された盗撮カメラの映像電波をカーナビが受信したものと見ているという。

中国紙西安晩報などによると、この一件が公になったのは1月6日のこと。陝西省西安市で暮らす劉さんが自身のカーナビにホテルの客室らしき映像が映し出されるという“おかしな現象”を微博(中国版ツイッター)でつぶやいたところ、多くのユーザーが関心を寄せ、中国のネットで話題を呼ぶことになった。

劉さんの話では、この“おかしな現象”に初めて遭遇したのは昨年9月。劉さんが購入したばかりの新車を運転して十字路を通り過ぎようとしたとき、それまで地図を表示していたカーナビに変化が現れたという。カーナビの画面には突如ベッドとスタンドランプのあるホテルの客室らしき映像が映り、劉さんはビックリしたそうだ。

ただ、そのとき劉さんは、意味はわからないものの、たまたま何かしらの原因で起きた偶発的な出来事と考え、そのまま素通りすることに。しかし、それからというもの、劉さんが同じ場所を車で通り過ぎようとすると、必ずと言って良いほど同じ画面に切り替わった。そうこうしているうちに人が映るようになり、「これは明らかにおかしい」と思うに至った劉さんは、ついに微博でつぶやいたというわけだ。

ネットでの動きを受けて、地元紙が実際にカーナビを搭載した車で調査したところ、問題の場所で強烈な妨害電波を受け、確かにカーナビに地図と真っ黒い画面が交互に映し出された。劉さんが「黒い画面は灯りがつけばわかりますが、それが客室です」と説明するように、別の時間帯ではホテルの客室であることがきちんと判別できたという。同様にラジオカー(移動中継車)を使った調査でも、やはり異常信号を受信。方向探知機も現場近くのホテルに近付くに連れて大きな反応を示した。

現在は西安市の監測センターによって本格的な調査が行われている段階。誰がいつどのような目的で盗撮カメラを設置したのかは、まだ明らかになっていない。

TOPへ戻る
このエントリーをはてなブックマークに追加

Copyright © Narinari.com. All rights reserved.